今回の東京五輪から採用された卓球混合ダブルスで、水谷隼と伊藤美誠ペアが中国ペアを4-3で撃破。日本卓球界悲願の五輪初となる金メダルを獲得した。
勝利の瞬間、水谷選手は伊藤選手を強く抱きしめたが、後にその行動を振り返り「本当に衝動的に、うれしすぎて、喜びを表現した形があれだったんですけど、伊藤選手はちょっと拒否気味だったのが‥‥。抱きついて『痛い』という感じではねのけられて、ちょっと辛かった」と苦笑いした。
ともに静岡県磐田市出身。伊藤選手が4歳の頃に、水谷選手の父・信雄氏が指導していた豊田町卓球スポーツ少年団に入団した時からの知り合い。12歳差の2人は年齢の離れた兄妹のように仲がよく、卓球に打ち込んできた。ネット上には、水谷が幼い伊藤をおんぶしている姿や一緒にピースをしている写真が載っている。
「2人の今回の金メダルにSNS上では『幼馴染のお兄ちゃんと世界で戦って、あの不動の王者に勝っちゃうなんて!』『幼馴染って漫画みたいな話よね』など、夢のような2人のストーリーに、驚きと感動の声が広がっています。喜びのハグの後、自分のタオルを取りに行った伊藤選手が、水谷選手のタオルも持って小走りに後追いしていた姿も可愛かったですね」(女性誌記者)
笑顔あふれる2人の快挙に、多くの国民が胸を熱くしたようだ。