1歳半前後になって離乳食を卒業しても、まだまだ咀嚼(そしゃく)力や消化機能は未熟……そんな子どもたちには、大人の食事よりも食材の大きさを小さくしたり、使用する調味料を少なくして薄味にしたりする工夫が必要です。
このように「幼児食」を毎日作るとなると、大人と同じメニューでも手間や時間がかかります。そこで、日々の食事準備の手間を軽減させてくれる、調理アイテムを紹介していきましょう。
■小鍋・ミルクパン(蓋付き)
鍋やフライパンで大人用の食事を作りつつ、味付け前に子どもの分だけ取り分けて別々に調味料を入れたい! そんな場合に便利なのが小さな鍋です。蒸したり煮込んだりしやすい“蓋付き”のものがオススメ。小さなものを使用することで、調理スペースを圧迫しにくく洗い物の手間も軽減しやすくなります。
■フードカッター・キッチンバサミ
炒めものや煮物の具材、麺類など、子どもの咀嚼力に合わせて小さくカットしたいものがある場合に便利なのが、フードカッターやキッチンバサミ。大人の食事を作り、途中で取り分けて子ども用に味付けをする際に、大きな具材をパパッとカットできるとうれしいですよね。
みじん切りにしたい場合にはフードカッターが、ザクザクと子どもの一口大にカットしたい場合にはキッチンバサミがぴったり。大きなフードカッターや電源の必要なものは使用しにくいという場合は、子どもの1食分がカットできる小さめのものや手動のものがオススメです。
■冷凍食品
すべてを1から作ることはできない…! 野菜を買い忘れた(腐らせてしまった)!……そんな日のために、味付けのされていない冷凍野菜や、幼児用に味付けを調節した冷凍幼児食を常備しておくと安心です。ママの体調が優れないときなども、ベビーフードや冷凍食品を上手に活用するとストレスを軽減しやすいですよ。冷凍野菜は大人用の料理やお弁当にも活用しやすいので、日々の料理負担を軽減するのにも役立ちます。
ママの不得手なものを選択したり、忙しい日や体調が悪い日などの場面に合わせたり、自分が頼れるものを持っておくと日々の取り組みがラクになります。ぜひ、ご自身に合ったアイテムを選んでくださいね。
(Nao Kiyota)