今年も土用の丑の日の7月28日には、うなぎが広く食されたようです。実際、食べた人も多いのでは? うなぎは、夏バテ予防にいい、精力がつくと昔からいわれてきましたが、実は美容にもいいそうなんです。
産婦人科医の野末悦子さんの著書「女60代からは、病は気から、老いも気から。」(PHP研究所刊)によれば、うなぎはさまざまな病気や症状を遠ざけてくれるばかりではなく、美肌や滋養強壮効果もあるのだとか。
栄養学的にいえば、タンパク質が豊富な上に、粘膜強化などの働きがあるビタミンA、疲労回復に関係するビタミンB1、細胞の再生や成長に関わるビタミンB2、カルシウムの吸収を約20倍にも増やして骨粗しょう症を防いでくれるビタミンD、老化防止や抗酸化作用に富むビタミンEなどが含まれています。
また注目したいのが、うなぎの皮の周りに多く含まれるというコラーゲン。そもそもコラーゲンはタンパク質の仲間で、細胞と細胞をつなぐ役割を担っているため、肌のハリをよくしてくれるそうですよ。
意外と美容効果の期待できるうなぎ。継続してこの夏、摂取したいですね。