ワンリパブリックのライアン・テダーとアデルのコラボはグラミー賞でのエレベーターの故障がきっかけだったという。
アデルの第3作アルバム「25」に参加しているライアンは当時を振り返り、
「俺たちはグラミー賞の晩にロサンゼルスにあるロンドン・ホテルで一緒にエレベーターに閉じ込められてしまったんだ。アデルは当時最優秀新人賞を獲得したところで、20個くらいの風船を持っていたんだよ。それでアデルと俺とその風船っていう状況で彼女が『こんなに風船あってごめんなさいね』って言って、『あなたとずっと連絡取ろうとしているところだったんだけど』って言ってきたんだ。それで俺は『え?』って感じだったんだけど、アデルは『本当よ。私あなたの大ファンなの。私に曲を書いてもらえないかしら?』って言ってきたんだ。当時アメリカでは彼女は全く知られてなかったから、あのグラミー賞は全くの予想外だったんだけど、俺は『19』がすごく好きだったから事務所に『アデルの事務所に連絡が取れるんだったら、彼女と一緒に仕事がしたいよ』って伝えたんだよ」
とNMEに説明した。
過去にはビヨンセやU2、グウェン・ステファニーやテイラー・スウィフトなど数々の大物アーティストに曲を提供してきているライアンは、「25」に収録された「ターニング・テーブルズ」でアデルととても気が合ったそうで、曲の完成時にはアデルが感激のあまり涙したほどだったという。