お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之と蛍原徹が8月17日放送の「アメトーーク!特別編 雨上がり決死隊解散報告会」(ABEMA)に出演し、32年に及ぶコンビとしての活動を終了することを発表した。
宮迫は、2019年6月の闇営業騒動を発端に吉本興業との関係が悪化して退所。一転してYouTubeの世界で活躍。一方の蛍原は宮迫の帰りを待ちながら「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の出演を続けていたものの、雨上がり決死隊という屋号を背負い続けることに対する重圧やストレスもあり、自身から解散を進言したという。
また、蛍原は解散に伴い、コンビとして初の冠番組である「アメトーーク!」からも降りる決意を固めていたと告白。しかし宮迫は、若手芸人にとっての登竜門にもなっている同番組の存続を熱望し、必死の説得の末、コンビ解散後も番組が継続することになったと明かした。
2人のコンビ愛やすれ違い、「アメトーーク!」への熱い思いなどが語られ、終盤にはゲスト出演した各芸人から2人に向けて最後のメッセージが送られた。
宮迫、蛍原ともに長い付き合いがある出川は「2人には感謝しかないです」と声を震わせると、「やっぱりホトちゃんはカッコいいな。『解散するから、俺、アメトーークを降りる』ってなかなか言えないよ。そこを言えるホトちゃん、カッコいい。宮迫はそこまで言ってくれる相方に感謝すべき」「あなた達が決めたことだから、ほんとに頑張っていただいて」などと話し、目元からは涙が。続けて「アメトーークというこの番組は、間違いなく、バラエティ史上に残る。それを作ったっていうことは誇りに思ってほしい。笑いの金メダルを獲ったことを誇りに思って」と温かい言葉を送った。
「出川はリアクション芸人として脚光を浴びていた自身の芸風に、“素の部分がもっと面白い”という新たな要素を見出してくれたとして、同番組に感謝。宮迫のイジりがさらなる笑いにつながったと振り返り、最後には大粒の涙を流す展開に。出川による男泣きメッセージにはSNSやネットからも『出川さんのガチ泣き、こっちまで泣ける』『涙腺崩壊しました』『私も号泣してもうたやないかい』『てっちゃんの涙は私も胸が痛かった』『出川さんのバラエティ愛は本当にすごい』などと感動の声が殺到しました。
また、そんなベテラン芸人の号泣をうけ、宮迫と苦楽をともにしてきたFUJIWARAの藤本敏史もつられて号泣。宮迫に対し、『宮迫さんが悪いんですよ』『あなたのせいで雨上がりがなくなるんですよ。どれだけ迷惑かけるんですか』と泣きながら叱責するシーンも視聴者の胸を打つやり取りでした」(テレビ誌ライター)
宮迫は“雨上がり決死隊”というコンビは解散するものの、再び「アメトーーク!」で蛍原と横並びで出演する目標については「あきらめていない」とした。
いつの日か、2人の「復帰報告スペシャル」が実現することを願いたいところだ。
(木村慎吾)