タレントのベッキーが8月20日、SNSを通じて所属事務所のサンミュージックを、8月末をもって退社することを発表した。
ベッキーはインスタグラムでは自身のカット、ツイッターでは直筆文書の画像もアップし、「私事で大変恐縮ですが、8月末をもって23年間お世話になった(株)サンミュージックプロダクションを退社する運びとなりました」と報告。事務所や関係者に感謝を述べつつ、「9月からは、業務提携という形でサンミュージックさんにはサポートして頂きながら、マネージメント部分は、もともと私のマネージャーさんだった方が作った会社でサポートして頂きます」と新天地での活動も明かした。
また、同日にはニュースサイト「スポーツ報知」がサンミュージックの相澤正久社長なども交えたベッキーのインタビュー記事をアップ。同記事によると、9年間ベッキーのマネージャーを務めたAさんが昨春に独立。今年1月にAさんがサンミュージックの岡博之副社長にベッキーのマネジメント業務をさせてほしいと志願したという。
ベッキーはAさんから打診を受けるまで「事務所を移るという発想が全くなかった」そうで、熟考の上、決断。その背景に今春、第二子を無事に出産していたことをインタビューで明かし、「新しい場所で新しい生活とともにスタートするのもいいのかな」と語った。
後日、相澤社長のもとへ報告に出向いた時は「けしからん!」と言われることもある思い、ドキドキしていたという。しかし、実際は社長から「(退社しても)関係は切れない。家族みたいなもんだから」と言われたという。23年過ごした事務所での日々を「宝のような日々」と振り返った。
ネットでは《前の不貞騒動で生じた莫大な違約金を個人で全部被ってちゃんと支払ってきたから「円満」に退社出来たって訳だな》《なかなか前のようにお仕事一杯って訳でもないから、のれん分けした社員に渡してもそんなに惜しくはないって感じなのかな》《昔はかなりベッキーで稼がせてもらったし違約金も個人で払ったなら筋を通してる。最近は以前程稼ぎもないなら移籍してもいいという感じなのかな?》など過去のスキャンダルと絡めて“円満退社”を推測する声が多数。
「通常は事務所の移籍発表で現事務所社長がインタビューに同席することはありません。せいぜい発表文書に名前を連ねるぐらい。ましてやベッキーは16年1月に『週刊文春』に不貞を報じられた影響でレギュラー番組やCMの降板が相次ぎ、5億円超とも言われる莫大な違約金を抱えました。しかしベッキーは通常、事務所とタレントが折半する違約金を全額自腹で支払ったそうです。全盛期は年収2億円とも言われていたので、すでに完済済みなのでしょう。また、サンミュージックは“タレントは家族”と考える社風。そういったことからも一緒にインタビューを受けるほどの円満退社に至ったのでしょう」(芸能記者)
子育てとの両立は大変だろうが、新天地でも活躍してほしいものだ。
(柏原廉)