俳優の鈴木福が8月19日、自身のツイッターを更新。同日、東京都の小池百合子知事が新型コロナウイルス感染拡大防止のために都立学校に求めた「修学旅行の中止・延期の要請」について思いを語った。
都知事の要請について、ネットでは学生たちの悲痛な声があふれ、ツイッターでは「学生絶望の声」がトレンド入り。鈴木はそれに反応し、「学生絶望の声って 学生からしたらこのトレンドを見るのが辛いです」と投稿。さらに「学生って、大人になったら働いて自由に楽しめない時間の前借りだと思うのに」と持論を述べ「いちばん楽しいと言われる2年生を我慢し、今、思い出作りを我慢している先輩方や後輩の気持ちを思うと‥‥」と同世代の心中を慮り、最後は「でもまずは自分が感染対策をバッチリする。それから」と締めた。
鈴木のこのツイートに対して《私も福くんと同級生ですが、本当に同じ気持ちです》《僕も今高2なんですが卒業アルバム超薄くなりそうです》《本当にそう。 私は大学4年なので2年生の頃までは遊べていましたが、私の2つ下、3つ下は全然「大学生活」をできていなくて、かわいそうでなりません》など同調の声が多数寄せられ、「いいね」も普段の数十倍となる4万を超えている。
「鈴木は昨年2月28日に『今、すごく辛いです』というタイトルで自身のブログを更新。卒業間近の中学校が休校になったことを報告し『ぽっかり心に穴が空いたような気持ちです』と綴っていました。現在高校2年生の鈴木は修学旅行に行く学年でもあるので、それだけに今回の修学旅行の中止・延期のニュースにやりきれない思いを抱えているのでしょう」(芸能記者)
実際、感染者数は昨年と比較して激増しているが、10代や10代未満の死亡者は日本国内ではゼロ。感染拡大防止のためとはいえ、子供に負担を強いる結果になっているのが現状だ。
鈴木は「学生は大人になったら働いて自由に楽しめない時間の前借り」とたとえたが、その自由な時間を制限されてしまうのでは、やるせない思いに違いない。
(柏原廉)