2019年以来、2年ぶりのシーズン4に突入している「緊急取調室」(テレビ朝日系)。8月26日放送の第6話まで順に、14.7%、13.4% 、9.1% 、10.1% 、12.0% 、10.9%、とまずまずの数字を残している。原則的には1話完結のストーリーで、各話のゲストが犯人役を演じ、「おもしろくなって来たじゃない」が口癖の天海祐希演じる刑事・真壁有希子らが、なかなか自白しない容疑者を「落とす」までが丁寧に描かれているため、視聴者からの評判は上々だ。
そんな天海演じる真壁が、最近になってほかのドラマに出演している女優たちと「あること」がネット上で比較され、改めて称賛されているという。
「終止形で終わるセリフや命令口調のセリフがすばらしいと褒められているんです。放送中のドラマ『ボイスII』(日本テレビ系)で緊急指令室 ECU室長の橘ひかりを演じている真木よう子と、『TOKYO MER』(TBS系)で警視庁公安部外事第4課長の月島しずかを演じている稲森いずみのセリフが、あまりにも『棒読みすぎる』と批判する声が少なくないんです。どちらの役も警察関係者の役で、事務連絡のような固有名詞が並んだセリフや、『走る』『動く』『取る』など、相手に向かって終止形で話すことで命令を表すセリフが多く、棒読みになってしまうのもわからなくもないのですが、同じようなセリフを天海はきちんと演じています。『天海さんは宝塚歌劇団で男役をやっていたから命令口調が棒読みにならないのかな』と指摘する声まであがっています」(女性誌記者)
9月2日放送の第7話では、今シーズン初回にゲスト出演した桃井かおりが再登場。汚職疑惑を糾弾すると宣言し、ハイジャック事件を起こした革命家・大國塔子として、こちらも「終止形セリフ」をガンガン話すと思われるが、ぜひともその違和感のなさを感じていただきたい。