8月27日、NHK大阪拠点支局が2022年度後期の朝ドラ「舞い上がれ!」の制作を発表した。さっそく、オーディションで選ばれるヒロインについて、ネット上で盛り上がりを見せている。
この朝ドラは“ものづくりの街”として知られる東大阪市で生まれた舞がヒロイン。引っ込み思案だった舞は、自然豊かな長崎・五島列島に暮らす祖母・祥子のもとを訪れ、五島列島の広い空に風を受けて力強く舞い上がる“ばらもん凧”に魅入られ、パイロットになる夢をふくらませていくストーリー。物語の舞台が東大阪市と長崎県五島列島であることから、ヒロイン候補として大阪府堺市出身の小芝風花や五島列島五島市出身の川口春奈の名前が挙がっている。
小芝は、2015年度下期の朝ドラ「あさが来た」でヒロインの娘役を好演。2019年にはドラマ10「トクサツガガガ」(NHK)ではオタク女子のヒロインをコメディタッチに演じて「コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞」を受賞。さらに「パラレル東京」(NHK)でも主演を務めるなどNHKでの覚えもめでたく、今期はドラマ「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)で民放GP帯でも主演を務めるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。
一方の川口は、2020年大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)で、沢尻エリカに代わって急遽・帰蝶(濃姫)役を演じて大きな注目を集めると、今年4月期にはドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)では主演を務めて好評を博している。
「ネットでは、小芝推しからは『大阪出身の小芝風花ちゃんがヒロインしてくれたら嬉しいな。関西弁めっちゃ可愛いし』『NHKドラマでの主演・出演経験多数の小芝風花ちゃんが満を持して登板かな』という声が上がる一方、川口推しからは『五島列島が舞台の朝ドラ、ヒロイン川口春奈ちゃんしか浮かばない』『頑張ってオーディション勝ち取れ!』という声が上がっています。しかし、川口は『舞い上がれ!』の前作に当たる沖縄を舞台にした『ちむどんどん』でヒロインの姉役という主要キャストに決まっており、2作連続、しかもヒロインを演じるのは難しいでしょう。しかも、川口は交際中と見られる格闘家・矢地祐介との結婚も取り沙汰されており、やはりここは小芝有利とみるべきではないでしょうか」(週刊誌記者)
川口は2016年「ORICIN NEWS」の取材で「夢はスバリ、朝ドラヒロインの座を射止めること」と語っている。果たして、主演の行方は。
(窪田史朗)