V6の森田剛が9月12日、有村架純主演で来年1月公開予定の映画「前科者」に出演することが明らかになった。森田は11月1日にアイドルグループV6が解散するとともにジャニーズ事務所を退所することが明らかになっているが、退所後初の映画出演ということでファンは注目しているようだ。
同映画は18年1月から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載されている同名漫画が原作。有村演じる保護司が罪を犯した“前科者”と向き合い、寄り添いながら更生や社会復帰を目指すという物語だ。森田は職場のいじめが原因で同僚を殺してしまった気弱で優しい、常に罪悪感を背負っている“前科者”を演じる。
森田は出演に際し「本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました」とコメント。さらに「今回演じた工藤誠を始め、何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘がない脚本だと思いましたし、一人でも嘘があると成立しないとも思いました。少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました」と明かした。
ネットでは《ほとんど情報なしで「ヒメアノ~ル」を見に行った時の感想がとにかく森田剛が凄い、だった。それから6年、これからの本領発揮楽しみにしてます》《森田剛の演技をドラマでほぼ見たことがなかったけど、「ヒメアノ~ル」を観てとんでもない逸材じゃないかと驚いた。もうね、怖いのなんのw 退所して環境の変化はいろいろあると思うけど、これからも応援したいと思う役者さんだね》《この方はただのアイドルじゃない、素晴らしい役者さんだと思う。ヒメアノ~ルではリアルで凄い演技力に度肝を抜かされた、次回作が待ち遠しかったので必ず観ます》など期待の声が続出している。
「森田の映画出演は16年公開の『ヒメアノ~ル』以来、6年振り。同作で森田は欲望のまま殺人を重ねるサイコキラーを演じ、絶賛されました。それ以前からファンや業界関係者の間では森田の演技は定評があり、舞台でも蜷川幸雄氏、宮本亞門氏、行定勲氏など名だたる演出家の作品に出演。絶賛されてきました。今回はこれまでにない役を演じるということで期待が高まっています」(芸能記者)
ジャニーズ退所後の映画出演で結果を出した俳優といえば、日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を獲得した本木雅弘(1992年度・「シコふんじゃった。」)、そして草なぎ剛(2020年度・「ミッドナイトスワン」)がいるが、森田も後に続けるか。
(柏原廉)