歌舞伎役者の市川海老蔵が9月30日、特別講演「アース&ヒューマン」の制作発表会見に登場。そこで明らかにした、家庭での環境問題への取り組みについてネットではツッコミが相次いでいる。
同公演の趣旨は「地球上の自然などを未来の子どもたちに引き継いでいくため、人間の暮らしの基盤となる持続可能な地球環境の実現に寄与する」こと。10月28日から福岡・弁天座など全国8か所で公演を行うとしている。
同会見で「家庭でできる環境問題への取り組み」について質問が挙がると、海老蔵は「ペットボトルの水を買うのが当たり前だけど『パパが子供の時は、水道から水を飲んでいたんだよ』『君たちが大人になる時には、地球を人間が皆で汚しているから、必ず(地球環境に)変化が起こるから、アンテナを張っておいたほうがいいよ』と言っている」「無関心ではないことが重要かなと思う」と回答した。
しかし、ネットではこの回答に対して《私は今も水道からですが》《東京に住んでる人ってみんなペットボトルの水しか飲まないの?》《ペットボトルで環境問題語るなら、水道水飲めばいいのに。日本は水道水飲めます》《やっぱ金持ちってずれてるわ》など戸惑いとツッコミが殺到した。
「東京の水道水は1960年代の高度経済成長期以降は、水源である川や湖の水質が悪化して『臭くてまずい』といった悪評が目立っていましたが、1992年に“高度浄水処理”技術が導入され、現在はミネラルウォーターレベルとまで言われるほど改善。世界でもトップレベルの品質と言われています。海老蔵の言い方はまるで『昔は飲めたけど、現在の水道水は飲めたものではない』と言っているかのようで、世間一般の認識とは逆。金持ちだからペットボトルの水しか飲まないと思われても仕方がないのでは。むしろペットボトルの使用量を減らす生活を心がけたほうがエコではないでしょうか」(芸能記者)
息子とともに環境問題に取り組む姿勢は素晴らしいが、ぜひとも正しい情報に基づいていただきたいものだ。
(柏原廉)