アイドルグループ・嵐の二宮和也が主演するドラマ「ブラックペアン」(TBS系)の続編が“お蔵入り”していた裏事情を10月5日、「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じた。
「ブラックペアン」は2018年4月期に「日曜劇場」枠で放送されたドラマで、平均視聴率は14%を超えるヒットを記録。続編が企画されていたが、主要キャストの1人、竹内涼真のスケジュールが合わなかったため、全て白紙に戻し、事実上のお蔵入りになったことが女性誌「週刊女性」10月12日号で報じられていた。
同記事ではそのことに触れつつ、改めてドラマ関係者に取材。すると「ブラックペアン」の続編は、実は今年7月期にオンエアされる予定だったということが判明。しかし、撮入直前になって二宮が“一身上の都合”で収録に参加できないと言い出し空中分解となったという。そこで急遽差し替えられたのが鈴木亮平主演で好評を博した「TOKYO MER」だった。
二宮の“一身上の都合”とは、今年3月に誕生したばかりの長女のための育児休暇だという。二宮と妻は「第一子が誕生したら育休を取る」と約束しており、それを実行。6月には家族そろって夫人の実家がある秋田にも里帰りできたという。
しかし、その割を食ったのが竹内をはじめとする共演者たち。「週刊女性」が「ブラックペアン」続編について再延期ではなく“お蔵入り”と報じた根拠も共演者達の感情に起因しているのではないか、としている。
ネットでは《育休を取るのが悪いことなのか?》《この記事の言い方だと、ニノのスケジュールが合わなくて急遽降板を申し出たから、代替案でMERをみたいな感じだけどそんなの無理では?》《予定日なんて妊娠した時からわかってるんだから、育休とる時期もだいたい予想がつくもの。まるで本人が直前になって言い出した、みたいな書きようだが、これが本当の理由なら、本人というよりもむしろ、テレビ局や事務所が調整できてなかったことが問題でしょう》など二宮を擁護する声が多数上がっている。
また《二宮くんにも失礼ですけど、MERの鈴木さんや共演者の役者さんもスケジュールなど抑えるのも大変なのに失礼じゃないですか》《TOKYO MERの車両はこのドラマのために約半年かけて作り上げたそうじゃないですか。急にできたものじゃないと思いますけど》など「TOKYO MER」の“急遽差し替え説”にも疑問が飛び出した。
「記事では育休を理由に直前で降板とされていましたが、二宮は今年3月中旬から5月下旬まで、映画『タング』の撮影が入っていました。また、竹内は今年7月までは別のドラマ撮影やミュージカル『17 AGAIN』の舞台があり、7月期のドラマ撮影はもともと不可能だったのでは。そもそも出産予定日は妊娠が発覚すればだいたいわかるはずなので直前に育休申し入れは考えにくい。長期間かけて準備をするドラマならなおさらです。
実際のところは企画が決まった初期の頃に二宮は映画撮影を理由に7月期放送にNGを出していたのではないでしょうか。竹内もそれを了承して舞台のスケジュールを入れていたのなら辻褄は合います。その結果、来年4月期に延期となりましたが、今度は竹内のスケジュールが合わなかったため、『ブラックペアン』続編は一旦取りやめて別企画になったのでは」(芸能記者)
真相はいかに。
(柏原廉)