産後、「やる気が出ない」「憂鬱な気分になる」といったことに悩まされていませんか?
多くの女性が不調になりがちな産後。産後精神障害、産後うつ病、マタニティブルーなど、医療機関での治療が必要となる疾患も多くあります。また、医療機関にかかるほどではないものの、「不安を感じやすくなった」「なかなかやる気が起きない」などの心身の不調“産後神経症”を感じる人もいるようです。
クラシエ薬品が実施した『産後神経症と漢方に関するオンラインセミナー』では、産後神経症の主な原因として、女性ホルモンの急激な変動や妊娠期からの不安、ストレス、周囲のサポート不足などが考えられると解説されていました。そこで紹介されていたのが、次の対処法です。
■自分でできる対処法
・家族や周りの人の力を借りる
・自分の気持ちを素直に伝える
・1人で頑張り過ぎない・完璧を目指さない
・こまめにストレスを発散する
・周囲の人はコミュニケーションを取るよう心掛ける
自分の気持ちを誰かに伝えるだけでも変わってくるので、信頼できる人を探して、こまめに発散するのがよさそうです。
■薬局やドラッグストアで買えるOTC医薬品からの対策
産後は漢方でいうところの「気」を消耗しやすいとされ、疲れやすさや体力の低下、無気力感などが起こりやすいとか。他にも、「血(けつ)」も消耗しやすいため、貧血・めまい、抜け毛、不安感などの神経症も起こりやすいそうです。
気と血の両方を補う「きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん/きゅうは草かんむりに弓)」という漢方は、体力の低下と神経症によく、出産で消耗した気血をしっかりと補い、全身に巡らせることで不調を改善するといわれています。クラシエの「きゅう帰調血飲エキスFC錠クラシエ(きゅうは草かんむりに弓)」はドラッグストアで買えるOTC医薬品なので、不調がある人は試してみるのもよさそう。
また、16種類の生薬を含む「ツムラの婦人薬 中将湯」は、産前産後の障害である貧血、疲労倦怠、めまい、むくみにいいといわれるOTC医薬品。こちらも検討してみてはいかがでしょうか。
産後、不調を感じたら早急に対処をして、ママとして子育てに励みたいですね。