米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第7シーズンが10月14日にスタートし、平均視聴率は19.0%だった。2年ぶりの同作を視聴者がいかに待ち望んでいたかがわかる好成績だ。
物語は、世界的なコロナ禍の中、海外で医療に従事していた大門が、東帝大学病院に帰ってくる。東帝大は、コロナ収束のための最後の砦として、内科部長の蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が主導権を握っていた。
アフリカの貧困地域で医療活動に従事していた外科医の一木蛍(岡田将生)が、発熱する。大門は、非常に危険なウイルス“ラッサ熱”と診断。たった1人で手術する。そして、大門自身もラッサ熱に罹患してしまう。
感想としては「コロナ禍をまともに扱う医療ドラマってもしかするとシリーズモノでは始めてか? 大門だからこそ、言いたいこと吐き散らせ」など応援する声もあったが「毎日ワイドショーでコロナを見てきて、ドラマでまでコロナを見たくなかった」など、複雑な思いで見ていた視聴者も、少なからずようだ。
「病院内での内科医VS外科医の象徴なのか、外科医たちがノーマスクで、内科医たちが透明なフェイスシールドをして一堂に会するシーンがありましたが、医療現場はもっと汲々茫々としています。視聴者の中には『戦ってる病院の方たちに失礼な感じがしました』という見方をした人もいたようです」(テレビ誌ライター)
大門は、この未曽有のウイルスとどう戦うのか。今後の展開に注視したい。