元タレントの木下優樹菜に対し、東京地裁は10月27日、“タピオカ裁判”の判決で40万円の賠償命令を下した。
木下は2019年9月、姉が勤務していたタピオカ店の責任者とトラブルになり、自身のインスタグラムアカウントから「事務所総出でやりますね」などと恫喝まがいのメッセージを送り付けていたことが発覚。その後、同年11月に芸能活動を自粛し、翌7月には電撃引退を発表していた。
タピオカ店の責任者は2020年9月に裁判を進め、木下からのメッセージなどにより精神的苦痛を受けたとして1000万円の損害賠償を請求。また、東京地裁も木下の言動が「社会通念上、相当な限度を超えて原告を畏怖させる脅迫行為に該当する」ことを認めたが、最終的な支払い命令が40万円となった背景には、木下の反省がうかがえる謝罪メッセージがあったと「東スポ」が伝えた。
それによると、木下は騒動後、複数回にわたって店長側に謝罪を行ってきたといい、新たに木下がSNSのDMで「クソガキだから感情的になってしまいました」と反省の弁を綴っていたこともわかったという。
「当初、木下は530万人ものフォロワーを抱えていたインスタグラムアカウントにて、姉が勤務していたタピオカ店への来店を呼びかけるような投稿をしていましたが、トラブルに発展して以降は『もうお店には行かなくて大丈夫です』『給料と給料明細を、出すのは、当たり前だよね?』『タイムカードとかも適当っぽいし、、なんか残念だよね』などと言及。影響力の大きい木下が店への不満を綴ったことで、店にはイタズラ電話や公式ページへの中傷の書き込みも多く寄せられたといいます。
こうした一連の実害を被った事実がありながら、先の『クソガキだから感情的になってしまいました』との謝罪によって、賠償金額が大幅に減額されたことに関し、ネットでは『40万円!? 少なすぎるだろ。相手の精神的苦痛や怯える生活を送っていた事を考えたら少なすぎる』『相手のダメージを考慮すると金額低くない?』『これが誠意ある謝罪とは到底思えない』『嘘だろ? こんな謝罪しただけでこんなに減額してくれるんだ』『膨大な時間と費用、労力を費やし、実際に売上も下がっただろうに、出た答えが40万って‥‥これが公平な裁きなんだ』などと驚きの反応がズラリ。また、この日の法廷へ出廷しなかったことからも、本当に木下が心の底から反省しているのかが伝わらないと指摘する声も多かったです」(テレビ誌ライター)
騒動当時の木下は31歳であり、「クソガキだから」との釈明が通じる年齢だったかどうかは疑問だが、今後は軽率な言動で周囲との火種を作らぬよう用心してほしいところだ。