11月14日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が経済対策について私見を述べ、反響を呼んでいる。
番組では、自民党・公明党の間で合意した“18歳以下への10万円相当の給付金”について話が及び、松本は「経済を回すという意味では、消費税減税を一定期間設けて『お金を使った方が得だよ。お金使わないと損だよ』というマインドに持っていかすべき」と発言。その上で「すっごいアホみたいなこと言っていいですか?」と前置きし、独自の経済政策として「お札に偉人の方を使うけど、たけし、タモリ、さんまとかにしたらどうですか?」と提言。さらに「これ絶対ネットニュースにするなよ。“松本アホ”ばかりになるから」と発言して、笑いを誘った。
これには番組MCの東野幸治も「キャッシュレスでやっていこうって時に、急に“BIG3”」とツッコミを入れると、松本は「“BIG3”がいいか、どうかわからないですけど、そういう策をね。現金が家に残ってるんですよ。これをうまくやらないと」と指摘。これにはネット上で「松本人志の意見に賛成。お札、偉人じゃなく、タモリたけしさんまならたぶん使う人増えるわな」「こういうアイデアいいよね。そういう国は面白いなぁ」「犯罪したらどうするつもりでいるのかな」など、さまざまなコメントが寄せられた。
「番組では、2024年から使われる新一万円の肖像画に渋沢栄一が決定したニュースを2019年に取り上げ、新紙幣のデザインを見たゲストコメンテーターの古市憲寿氏が『新紙幣のデザインがダサい』と噛み付くと、松本が『かっこよくある必要があるのか』と発言。議論が白熱したことがあります。“BIG3”がいいかは別にして、コロナ禍を経て経済再生に向けて、松本らしい提案となりました」(週刊誌記者)
渋沢栄一の生涯を描く大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)は、初回こそ世帯平均視聴率20.0%を記録したものの11月14日に放送された第35話は12.9%と低迷中。視聴率だけとってみれば、新一万円札の渋沢栄一も“BIG3”には敵わないようだ。
(窪田史朗)