6月16日、AKB48のグループ公式ブログで、篠崎彩奈が病気により休演することが発表した。今回の総選挙では速報で74位につけていた“あやなん”だが、体調不良で診察を受けたところバセドウ病と診断され、残念ながら長時間の運動についてはドクターストップとなってしまった。
「バセドウ病は女性に多い病気です。甲状腺の機能が亢進し、過剰に甲状腺ホルモンを作ってしまうのです。甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を活発にしますが、新陳代謝が活発になりすぎると、無駄なエネルギーを浪費することになります。例えば、じっとしている時でも心臓が常に走っている状態で動いてしまうため、多大なエネルギーを消費してしまい、疲れやすく、動悸・頻脈・不整脈などが起こったりします」(大学病院医師)
これまでもシンガーソングライターの絢香や、ビッグダディの元妻・美奈子など、バセドウ病を公表した芸能人は少なくない。
「バセドウ病は、女性では100人に1人くらいの割合でかかる病気ですので芸能人がかかってもおかしくありませんが、芸能人に多いわけではありません。つまり、誰でも注意が必要なのです。薬やアイソトープ療法、手術など正しい治療を受ければ心配な病気ではありませんが、放っておくと重大な合併症を引き起こすこともあります」(前出・大学病院医師)
どんな病気も早期発見早期治療が大切。気になる症状がある方は、すぐに医師に相談しよう。
(大門はな)