ワーママにとって、我が子を保育所に入れるために行う「保活」は重要な問題ですよね。住んでいる地域に待機児童が多いと、焦りや不安を感じやすくなることも。次のようなことをあらかじめ知っておくと、安心して保活に取り組めますよ。
■保活の始まりは「市役所」での情報収集
地域の待機児童数や入所相談・申請の方法は、地域によって異なります。まずは、自身が住んでいる地域でどのような制度があるか、役所で情報収集を行いましょう。このとき、夫婦の働き方や家庭の状況などを詳しく相談することで、より具体的な保活方法を知ることができます。
両親の就労時間や就労期間、産休の状況などによって、「優先的に入園させてもらえるか」が変わることもあります。また、優先度合いが決まる「指数(点数)」の基準などは、公開していない役所も。ここばかりは、実際に赴いて相談することが重要です。
■生まれてから園を探すのでは遅いかも
実際に入所申請をするのは生まれてからとなりますが、情報収集や見学はなるべく出産前に行うとよいでしょう。生まれてからだと、子どもの体調などによって外出が難しくなることもありますから、安定期になって体調のよいときに少しずつ動いておくと安心です。
園の理念や方針の理解を重視し、見学をしないと入所申請ができない園もありますし、小さな我が子を預ける施設ですから雰囲気を知っておきたい、夫婦で見学して意見交換をしたいなどの希望もあるでしょう。余裕を持って保活を進めたい場合は、生まれる前にどんな園に預けたいかを相談し、実際に足を運んでおくことが大切です。
■保活って意外とお金がかかる
「産休明けの1歳から園に入れたい」と思っても、園での受け入れは、0歳のときから入所していた子の持ち上がり人数を、定員人数から差し引いた数というケースがほとんど。そのため、1歳で確実に入所するために0歳児から園に預ける人が多いようです。
また、無認可保育園やベビーシッターを利用することで、ポイントを稼ぐケースもあります。子どもが0歳のうちから職場復帰という選択をするか、産休中にお金をかけて入所を有利にするか、子どもとの過ごし方も考えておきたいものです。
準備が重要な保活は、情報収集が成功のカギ。先輩ママから保活の実態を聞いたり役所に赴いたりして、出産前から動き出しておくことをオススメします。
(Nao Kiyota)