大みそかに放送される「NHK紅白歌合戦」の白組“最後の1枠”交渉が難航していることを12月8日、ニュースサイト「FRIDAY DIGITAL」が報じた。NHKが狙う“サプライズ”とは、あのグループだ。
同記事によると、今年の紅白は1年を通してヒット曲が乏しく、例年と比べると小粒なラインナップになることは否めない。若者に絶大な人気を誇るロックバンド、Official髭男dismが出場辞退したことも大きいという。
そんな中、NHKもただ手をこまねいているだけではない。紅組が22組に対して白組が21組と1組少ないのは“サプライズ”を用意しているからなのだとか。その“サプライズ”とはズバリ、昨年末で活動休止した嵐。NHK側は“一夜限りの復活”をジャニーズ事務所に交渉しているのだという。
NHKが嵐を出したい理由は今年開催された東京五輪が背景にある。NHK関係者の証言として、出場歌手の中にはパラリンピックの開会式で注目されたギタリストの布袋寅泰が出場。審査員やゲストなどもオリ・パラのメダリストが数多く駆けつける予定なのだとか。そうなるとNHKとしては東京五輪番組のテーマソングである「カイト」を嵐に歌ってほしいと考えているというのだ。
現在水面下で必死に交渉中だが、ジャニーズ事務所からは色よい返事はもらえていないようだ。NHKは最低でもメンバーの櫻井翔と相葉雅紀だけでも出演してほしいらしいが、2人だけで嵐の歌を歌うとは考えられず、果たして‥‥という内容だ。
ネットでは《これが真実の報道なら紅白のプロデュース陣はやはり世相をわかっていないと思う。昨年活動休止を発表したばかりのグループ1年で「一夜限りの再結成」などするわけがない。ファンもこんな形での復活を望んでいません》《いくら五輪のテーマソングとはいえ、本来ならば休止前の昨年に開催されることを前提にしてたものがスライドしただけ。それぞれ別の道を歩んでいるのだから、そっとしてほしい》《まず、大野がOK出すとは思えない。一夜限りとはいえ、リハーサルもあれば、衣装合わせなど、ほかにも多くの時間を取られることになる》など実現の可能性について否定的な声が圧倒的だ。
「今年、嵐のメンバーは基本的に個々人で活動し、大野は完全に芸能活動を休止。櫻井と相葉に関しては結婚が発表されました。二宮も19年11月に結婚しましたが、昨年は大みそかギリギリまで活動していたためゆっくりできる時間はなかったはず、そのためか11月8日放送の『しゃべくり007』（日本テレビ系）では久々に仕事のない大みそかを迎えそうなことを明かしつつ、『どうしたらいいんですか？』と事細かにレギュラー出演者らに質問していました。家族で初めて過ごす年末年始のため、休む気は満々のようです。櫻井、相葉の2人も新婚ですし、家庭を優先させるのではないでしょうか。
そして、松本は12月30日に開催される『ジャニーズフェスティバル』の演出を担当しており、同日に映画『99.9‐刑事専門弁護士‐THE MOVIE』も公開されます。多忙を極めているため、紅白どころじゃないはず。大野を引っ張り出せるかどうかの問題ではないようです」（芸能記者）
やはり一夜限りの復活はなさそうだ。
（柏原廉）
