新型コロナウイルスの蔓延により、失業者の続出や収入減を余儀なくされるケースが多発しているが、こと芸能界では、そうした事情は“どこ吹く風”なのかもしれない。このコロナ禍において、2020年の年収から、およそ100%増という大幅アップを実現した、末恐ろしい27歳まで存在する。
コスプレイヤーのえなこは8月23日放送の「霜降りミキXIT」(TBS系)にゲスト出演すると、番組では彼女の2020年の年収がいくらなのかというクイズが出題された。今が旬のお笑いコンビ・霜降り明星、ミキ、EXITらは「月100万円として、年収は1200万円」などと予想したが、その正解は「5000万円」だった。
赤裸々に具体的な金額を打ち明けるえなこに共演者が驚くと、彼女は「コスプレイヤーっていう職業がまだ定着していないので、コスプレイヤーの地位を上げるために自ら言うようにしています」とコメント。また、その「5000万円」という年収の内訳としては、「企業案件が70%、写真集の自費出版が20%、その他が10%」と明かし、同日の時点で「7~8社」と契約を交わしていると語った。
しかし、2021年は、その数字を倍にふくらませていたのだ。
「えなこは11月11日放送の『ダウンタウンDX 2時間SP』(日本テレビ系)の“2021 ニュースな芸能人の激変SP”において、まさに激変した自らの収入事情を明かしました。5000万円の年収でお笑い第七世代を驚かせたばかりですが、今度はお笑い界のトップであるダウンタウンの前で、その年収が1億円を突破したと告白。WEB案件や大手企業とのタイアップ、そして写真集などの売り上げを積み重ね、大台に乗ったことを報告すると、そんなえなこの稼ぎっぷりに、松本人志は『矢沢永吉のやり方やん』とツッコミ。また、11月21日放送の『マルコポロリ!』(関西テレビ)でも、その年収が昨年の5000万円から、今年は倍にまで飛躍したことを堂々告白しており、写真集の売り上げがそのうちの20%を担っていると語りました。
えなこの場合、この写真集に対する意気込みが強く、見栄えをよくするために高校生の頃からまつ毛を全抜きするというこだわりまで持っており、そのストイックさには脱帽です。ネット上でも『どのような道でも、極めて、トップをとるのは凄いことです』『えなこさんの功績は、コスプレイヤーというサブカルに脚光と夢をもたらしたことではないでしょうか』『並大抵じゃない情熱とこだわりがあったんだね』などと称える声が並びました」(テレビ誌ライター)
コスプレイヤーの地位向上に大きく貢献したことは間違いなく、そのことへの対価と考えれば納得せざるを得ないのかもしれない。
(木村慎吾)