クリスマスまでにやっと彼氏を作ったのに、お正月がきたら別れたくなっちゃった……そんな女性たちが多いようです。
あなたはどうですか。もしそうなら、ちょっと待った! まずは自分の心理状態を整理し、今後どうするかをよく考えてみてください。
なぜなら、あなたは恋活を頑張り過ぎた女性によくみられる「燃えつき症候群」かもしれないからです。このときには、目の前のすべてを投げ出したくなり、本当に好きな人とさえ、サヨナラしたくなるときがあるのです。ちょっと詳しく説明しましょう。
女性は恋愛のイベントを大事にしますよね。そのため、クリスマス前に彼氏がいない人は“クリぼっち(クリスマスに恋人がいなくてひとりのこと)”を回避しようと必死で彼氏作りに励む人が多いですが、あなたもそうだったのではありませんか?
女性たちの“クリぼっち回避”活動はなかなかハードワーク。インスタを使う人が目立ちますね。ネットで知り合った女性同士でお互いを宣伝しあう“交換宣伝”をしながらフォロワー数を増やす⇒恋人募集中などのハッシュタグで男性の目に留まるようにする⇒男性とDMでやりとり⇒LINE交換をし、やりとりをLINEに移行⇒実際に会うというパターンを何度も繰り返すうちに、彼氏ができる人が多いようです。
マッチングアプリを利用する女性も多いですが、いずれにしても、かなり必死の恋活の末に彼氏を作ってクリぼっち回避をします。そこで電池切れとなってしまい、せっかくできた彼氏のことがどうでもよくなってしまうケースが多発するのです。
人間には、頑張ってひとつのことを到達したときに、次は何もしたくなくなるという傾向があります。これを燃えつき症候群というのですが、かつては職場でそういう人がよくいました。最近では、恋活後の女性に頻繁に見受けられるのです。それだけみなさん、恋活を頑張り過ぎているということなのかもしれません。
もし、あなたが恋活後の燃えつき症候群になったとしても、すぐに目の前の彼氏と別れないことです。単純に“今”は疲れ果てていて、恋愛のことを考えられないだけなのかもしれないからです。
その一方で、本当に彼と別れたいと思っている人もいるかもしれません。「クリスマスまでに彼氏が欲しい!」と無我夢中で恋活をしてできた彼氏ですから、「この人がいい!」というよりも「恋人が欲しい!」という気持ちだけで付き合い始めた可能性も否めません。
なので、「燃えつき症候群かも?」と思い始めて1ヵ月以上経ち、それでも彼とは会いたくないようなら、もう別れてもいいのかもしれません。結論を出すまでの間は、彼と曖昧な関係を上手に続けることです。
一度別れると、復縁するのは大変。なので、自分の気持ちがはっきりするまでは答えを出さないのが、オトナの恋愛手法なのです。
安藤房子(あんどう・ふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中