スマートフォンで動画を見るのが日課になっている人は多いのでは? 無料でさまざまな動画を見られるYouTubeのヘビーユーザーもいることでしょう。
YouTubeは、2,390億円を日本のGDPに貢献し、75,970人のフルタイム雇用を創出しています。これは英国の独立系コンサルタント会社であるOxford Economicsの調査によるもので、YouTubeクリエイターの収益はもちろん、撮影に必要な機材や道具の費用など、YouTube以外での収益も関係しているそう。
YouTubeの調査では、2021年6月時点で、日本国内で100 万円以上の収益を上げているYouTubeチャンネル数が、前年同期比で50%増加したというデータもあるそう。そんな多大な社会的影響をもたらすプラットフォームで、現在活躍中の女性YouTuberを3人紹介しましょう。
■現代のもののけ姫Maco
現代のもののけ姫Macoさんこと渋谷真子さんは、26歳のときの事故で車椅子生活に。その後、日本社会が抱く従来の障害者の認識を変えるためという目的でYouTubeチャンネルをスタート。車椅子でも海外旅行、マリンスポーツ、チェアスキーなど、さまざまなアクティビティを楽しむ自分を発信することで、同じ境遇にいる人たちを勇気づけています。
■にぎりっ娘。nigiricco
福岡県で活躍するにぎりっ娘。さんは、レシピ動画を発信。どこの家庭にもある調味料や手に入れやすい材料で、“簡単でおいしいお弁当”を提案しています。YouTubeを始めたきっかけは、希望の保育園で働けなくて悩んでいたときに、得意のお弁当動画をアップしたこと。誰もが簡単にできる、メイン10分、副菜5分程度の時短レシピが好評のようです。工夫されたレシピとていねいなレクチャー、美味しそうな見た目が人気です。
■Kitchen Princess Bamboo
奈良県で洋菓子店を営む、緒方亜希野さんによるYouTubeチャンネル。実はただのレシピ動画ではなく、すべて英語なんです。その理由は、外国人向けに発信しているから。外国人観光客向けの英語のレッスンを行った際に日本食のニーズを肌で感じ、海外の視聴者向けに毎日の日本の食卓に並ぶようなメニューを英語で紹介しようと思い、“Japanese Everyday Food”をキャッチコピーに開設。日本の家庭料理百科事典を目指しているのだとか。
YouTubeが産んだ個性と才能溢れるクリエイターたち。そして、フルタイム雇用を生み出しているという点にも注目です。今回紹介したチャンネル視聴はもちろん、あなたもYouTuberとして動画作りを始めてみるのはいかが?