俳優のキアヌ・リーブスが主演を務める映画「マトリックス レザレクションズ」のプレミアイベントが12月19日、撮影地のサンフランシスコで開催。お笑いコンビ・ピースの綾部祐二もプレミアゲストとして参加した。
同イベントには主演のキアヌをはじめ、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、そして監督のラナ・ウォシャウスキー氏などが登場。キアヌは「みんなに会えてうれしいし、映画もとても気に入っている。作品を撮影した町に戻ってこられたのもうれしい。素晴らしいね!」と興奮気味にコメント。「新しいアイデア、新しい登場人物、新しい光もあって、とても新鮮な気持ちだった。ぜひ映画を観て楽しんで!」と映画をPRした。
「マトリックス」シリーズの生みの親であるラナ監督は普段からジャパニーズカルチャーから大きな影響を受けていると公言しているだけあって「日本のファンの皆さん、愛してます。日本の皆さんは私の愛やアートや文化を理解してくれています。そしてこの大きな愛を宮崎駿さんへ!」と投げキッスを交えた日本愛あふれるコメントを繰り出した。
プレミアゲストで登場した綾部は、憧れのプレミアイベントの参加を喜びつつ、「ちゃんと出演者として参加するのが夢ですが、未来の自分を想像するいいシミュレーションになります」とコメント。映画鑑賞後は「『マトリックス』ファンにはたまらない、過去の3部作とつながる見どころがたくさんあり、映像も進化していてさらに迫力が増していました」と激賞していた。
しかし、ネットでは《綾部は何かしたの?》《君は何者なんだい》《アメリカで生活できるような資金源が謎》《マトリックスに何故綾部? 我々が知らないだけで、向こうではプレミアに呼ばれるくらい成功しているのか?》など綾部が参加していることに対して疑問の声が噴出した。
「綾部は17年に渡米してから芸人として目立った活躍を見せていないため、仕事内容やどうやって生計を立てているのかという疑問の声は絶えず噴出しています。しかし、吉本興業に所属したまま渡米したため、事務所を通じて仕事はたびたび入ってきているようで、過去にはアメリカの統合型リゾートを日本に紹介するビデオの出演やNetflix製作の料理バトル番組の審査員、アメリカ出身の歌手の楽曲プロデュースなどを務めています。
ほかにも18年公開の映画『オーシャンズ8』のニューヨーク支部スペシャルサポーターや20年公開の映画『トロールズ ミュージック★パワー』のワールド・マーケティングプロデューサーといった映画PRの仕事もしてきました。もともと綾部は『いつかレッドカーペットを歩きたい』という夢を追いかけるために渡米しています。そのためには今回のような映画関連の仕事に今後も関わっていきたいのではないでしょうか」(芸能記者)
とはいえ、普段何をしているのかなど、綾部の生計については「マトリックス」ばりに、まだまだ謎が多いようだ。
(柏原廉)