村上信五がアーティストになった関ジャニ∞に抱き続けるモヤモヤ感

 関ジャニ∞の最新オリジナルアルバム「8BEAT」が、「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得(集計期間11月15日~21日)。11作連続・通算11作目も首位に立った。18年に渋谷すばる、19年に錦戸亮が脱退して、メインのツインボーカリストを欠いた初アルバムだけに、喜びもひとしおだったに違いない。

 関ジャニは8人体制で04年に地元・関西で先行、のちに全国デビューした異色の経歴。ところが、翌05年に内博貴が脱退して、7人に減少した。以降のおよそ13年間は7人体制で、ジャニーズグループ史上初の47都道府県ツアーを完走、5大ドームツアーを連続で満員にするなど、時間をかけてアーティスト性を高めていった。シングル、アルバムは決まってセールスでトップに立った。それでも、村上信五には腑に落ちないことがあったという。

「シングルCDの歌割りで、村上のソロパートは決まって“2A”や“2B”だったからです。歌というのは基本、1番のAメロ(呼称・1A)があってBメロ(1B)に流れて、サビのCメロへつなぐ。ここが音楽番組で起用されるマストシーンで、グループなら単体でカメラに抜かれます。ところが、村上や横山裕のソロパートは2番のAメロ、Bメロが圧倒的に多いのです」(音楽誌ライター)

 2Aと2Bは歌番組でほぼカット。フルバージョンの長尺で流す音楽特番は少ない。2番でソロパートを与えられるということは、グループ内の歌唱力や人気を遠まわしで意味した。旧体制時代、渋谷や錦戸は決まって1Aや1Bだった。

「関ジャニは同世代の嵐に勝るとも劣らない音楽セールスとなり、デビュー10周年となった14年には自主レーベル『インフィニティ・レコーズ』を設立。ジャニーズ傘下ではありますが、ミュージック部門として独立しました。これによって、CD収録曲の構成からリリース時期、ツアーの企画・立案をメンバーがトータルプロデュースするようになり、セールスがさらに伸びました」(前出・音楽誌ライター)

 現在は安田章大、丸山隆平、大倉忠義のトリプルボーカル体制となった。最新アルバムの制作にはおよそ2年もの月日を費やし、ボイストレーニングをイチからやり直す本気を見せた。結果、今年も「第72回NHK紅白歌合戦」(NHK)へ出演する。SMAPもTOKIOも嵐もいなくなり、連続10回記録はジャニーズ最高となった。

 ここからまた、関ジャニの新章が始まるのかもしれない。

(北村ともこ)

Asa-Jo チョイス

  1. 218382

    【3COINS】で見つけた!夏のオシャレにオススメのグッズ3選

    『3COINS』では、オシャレに自分を演出できるグッズが数多くあります。今の季節にぴったりの、夏向けグッズや暑さ対策グッズも豊富! そこで今回は、この夏にオススメしたいオシャレなグッズたちを紹介していきましょう。■UVフ … 続きを読む 【3COINS】で見つけた!夏のオシャレにオススメのグッズ3選

  2. 218356

    【ミスタードーナツ】猛暑に最適!ドーナツを凍らせて新食感を楽しもう

    ネット上で話題になっている“ミスタードーナツのドーナツを凍らせる”というテクニック。うだるような暑さの中では、凍らせてよりひんやり、美味しくドーナツを楽しみたいものですよね。基本的に、ドーナツはどれも冷凍することができま … 続きを読む 【ミスタードーナツ】猛暑に最適!ドーナツを凍らせて新食感を楽しもう

  3. 218287

    この夏行きたいホテルの“スイーツブッフェ”2選

    この夏、食べ放題に出かけたい。しかも、「スイーツをいっぱい食べられるところに!」と考えているなら、ホテルの“スイーツブッフェ”が候補に挙がります。都内で開催されている2つの夏ブッフェを紹介しましょう。■ヒルトン東京「スイ … 続きを読む この夏行きたいホテルの“スイーツブッフェ”2選

注目キーワード

ランキング