YouTuberとして人気を博すピアニストのハラミちゃんのNHK紅白歌合戦への出演が取りやめになったことを12月23日、ニュースサイト「スポニチアネックス」が報じた。
同記事によると当初、ハラミちゃんはゲストとして登場。大物ミュージシャンとの共演でピアノを演奏する予定だったという。しかし、NHK関係者の証言によると「企画自体が立ち消えになった」という。企画内容については「間違いなく話題になる目玉企画」だったそうで、今回の中止の決定について、ハラミちゃんと大物ミュージシャンは「楽しみにしていただけに残念がっている」という。
ネットでは同記事に対して《なんでその企画立ち消えになったのか、そこを知りたい。大物ミュージシャンが知りたい》《出場のお2人は楽しみにしてたってことはNHK側が断ったってことだよね まぁプロでもないYouTuberを紅白に出すことの反対が多かったのかな?》《松田聖子さん関係であればやむを得ないが、このタイミングでひっくり返すものなのか?》など憶測と疑問の声が寄せられた。
「ハラミちゃんの紅白出場取り消しの理由について、ネットでは主に2つの憶測が広がっています。1つは松田聖子と共演する予定だったというもの。この時点で松田自体が出場するかどうかわからない状況だったのですが、“大物”というワードもあったことで出てきたものでしょう。
もう1つは自身のYouTubeチャンネルで披露した楽曲についての著作権違反疑惑です。ハラミちゃんは『ドラゴンクエスト』楽曲を独自にアレンジしてピアノ演奏したことがあったのですが、その直後、これが著作者人格権の1つである同一性保持権に抵触しているのではといった声がネット上に挙がりました。今年9月に亡くなった作者のすぎやまこういち氏は自身の曲が他人に編曲されることに対して厳しかったそうで、ハラミちゃんは著作権者やその窓口となる団体に許諾を得るべきと批判されました。当該動画はハラミちゃんが削除したためどのような演奏が行われたのかはわかりませんが、結果的に権利者からの抗議もなくJASRAC(日本音楽著作権協会)も問題なしと判断したようです。この件と今年の紅白で『ドラゴンクエスト』の楽曲が企画コーナーで演奏されることが結びついて、同じ場にいることをよしとしないという憶測が生まれたのでしょう。
実際の企画内容については秘密保持についての契約があるでしょうから、当事者たちから詳細が語られることはないと思われます」(芸能記者)
果たして企画の内容はどんなものだったのか、気になるところだ。
(柏原廉)