「疲れて帰宅したらゆっくり過ごしたいのに、なぜかリビングでくつろげない……」ということがありませんか? 実は、次のような“落とし穴”に気付かずに過ごしているからかもしれません。
■終えていない仕事や書類が見えるところに散在している
確認していない郵便物や仕事用のパソコンなど、見ると確認したくなるようなものがリビングに出しっぱなしの状態だと、ゆっくりしようと思ったのも束の間、すぐに立ち上がって何かをし始める……ということになりがちです。オフと決めた時間は仕事から離れられるように、仕事道具は書斎に置く、タスクにかかわるものは視界に入りにくい位置に収納するなどの工夫をしましょう。
■くつろげるスペースが別のもので埋まっている
ソファーに洗濯物がどっさり置いてある、配線がごちゃついていて座ると手足に触れる……このように、室内のものがごちゃついていて自身の過ごすスペースが侵食されていると、ゆったりできずに縮こまって過ごすことになってしまいます。そのため、座る場所や寝転がるスペースにはできるだけものを置かないようにすると、リラックスしやすくなります。何もない空間では落ち着かない場合は、過ごすスペース以外の場所のインテリアにこだわるなどで、お気に入りの環境を作りましょう。
■家族の定位置を決めていない
せっかくソファーでくつろいでいたのに、「私が座るからどいて!」などと頻繁に居場所を変えなければならない状況では、ゆっくりしたくてもできませんよね。家族と同じ空間で過ごす場合などは、基本の定位置を決めておくとよいでしょう。家族全員がゆったりと過ごせるスペースを用意したうえで配置を整えると、全員が居場所を確保できるようになりますよ。
小さい子どもがいる場合など、不可抗力でリラックス空間を確保しにくいというケースでも、できるだけリラックスタイムを作れるように、環境を整えておくことが重要です。ご自身のライフスタイルやリビングの環境を鑑みて改善できる部分がないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)