フィギュアスケーターの安藤美姫が1月4日、東京スカイツリーで開催された「安藤美姫スペシャルスケーティング&トークショー」に登場し、同じくフィギュアスケーターの宇野昌磨選手と本田真凜選手の交際報道について記者から質問を受けた。
この日、安藤は3月6日までの期間限定でオープンしたアイススケートリンク「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK」にて華麗なスピンなど観客を魅了するパフォーマンスを披露。イベント後には、宇野と本田という人気スケーター同士の熱愛報道に関する話題を振られ、「出た! こういう取材、だから嫌なんだよ(笑)。ノーコメントです」「私たちは何も言えない。人のプライベートに土足で入りたくない。入る資格もない」と具体的な言及を拒否した。
一方で、「別に悪いことをしているワケではない。同じスケーターなので(宇野と本田が互いに)リスペクトすることはあると思う。本田真凜選手は、すごく華のある選手の1人で、全日本に出場する実力のある素晴らしい選手。お互いがスケーターとしても、人としても、支えて尊敬し合って成長し合える仲ならいい」とし、2人にエールを送った。
また、アスリートにとっての恋愛は「必要な人と、必要じゃない人がいる」としたうえで、「それによってプラスに動いたりする。人間なので、失敗することもあるし、それを恋愛のせいにしてほしくない。関係ない」ともコメント。続けて、報道陣に向けては「(パートナーが)いて、結果がよければ、めちゃくちゃいい報道をしてくれますけど、悪かったら‥‥みたいになるじゃないですか。それは違う。そこはわけて。たとえ別れたとしても、そこをフォーカスして取り上げるのは、ちょっと違う」と“報じ方”に注文をつけると、最後は「と、経験者は語ります」と自虐で締めた。
「安藤自身も2013年夏、テレビ番組内で、父親を明かさない状態で長女の出産を告白し、世間を大いにザワつかせた経験があります。そうした経緯もあってか、同じスケーターである宇野と本田の熱愛報道には“ノーコメント”だと一蹴。しかし、『失敗することもあるし、それを恋愛のせいにしてほしくない』『たとえ別れたとしても』などと言及した点には、ネット上で『ノーコメントなら余計なこと言わなきゃいいのに』『“もし別れたとしても”というのは両者に失礼』『ノーコメントの意味知ってる?』などの声が。
一方では、『悪気はなく、不器用なだけ』『ご自身の経験に基づいての発言だから』『お仕事柄、完全に報道陣を無視という訳にもいかない』と擁護する反応や、『真っ向から、こうやってかばってくれる先輩がいて、幸せだと思う。ミキティは優しいよ』『優しさのあるコメントだったと思います』『至極真っ当な先輩としてのご意見』『安藤さんは情が深い人ですね。後輩たちをしっかりと守ろうとしてくれる。その気遣いが素晴らしい』など、その思いやりをたたえる声も多く見られました。完全なノーコメントではなかったとはいえ、2人の報道を巡って気遣いを見せるなど、優しさが感じられたとする人は少なくありませんでした」(テレビ誌ライター)
宇野と本田にとって、多くの試練を乗り越えてきた安藤はよき相談相手になるかもしれない。
(木村慎吾氏)