女優の伊藤沙莉が1月4日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、ネットでの誹謗中傷との向き合い方について言及した。
伊藤は2003年のドラマ「14ヶ月~妻が子供に還っていく~」(日本テレビ系)で10歳にして芸能界入り。当時から27歳の現在まで、自らの名前を検索しては世間からの評価を探る“エゴサーチ”を続けてきたようで、中には酷い中傷の書き込みも見られたという。
ある日、家族が伊藤への誹謗中傷を発見してしまい、心配されることがあったと回想。「ないじゃないですか。自分の娘の名前がネットに載ってるって。(伊藤自身は)ワクワクしちゃって、開いたのがまさかの『2ちゃんねる』だったんです。ギタギタに書かれてて、お母さんたちも言葉を失っちゃった。それを私も見ていたし、それで1回落ち込んで」と悩まされていた過去を明かした。
しかし、今ではそうした中傷も自ら確認しにいくようになり、自分なりに消化することもあるという。「あれって中毒性があって、いいものも悪いものも、取り入れたくなっちゃう。どんどん見るようになって、直して崩して直して崩して、とやっていると、崩れなくなってくるの」と、もはや悪評にも慣れてしまったと説明。続けて「お芝居とかで『見てらんねぇ』とか書かれたらグッとは来るかもしれないけど、『ブス』とかくらいは『これが好みじゃないんだね』みたいな」と独自の受け止め方をしているようだ。
「過去には自身のハスキーボイスに悩んだことがあったという伊藤ですが、2019年公開の映画『ペット2』の吹き替えでは、彼女にしか出せないような負けん気の強さがピタリとハマるデイジー役を担当。この経験を糧に『自分がコンプレックスだと思っていたものを、武器にするキッカケにしてくださった』と考えるようになり、役者として自信を強めることができたようです。
コンプレックスや誹謗中傷と前向きに向き合う伊藤のスタンスに対し、ネットからは『伊藤さんの向き合い方っていちばん正解だと思います』『私、この人好きだけどな』『女優さんはその人の持ち味でやっていけばいいと思います』『伊藤沙莉さん、我が家は全員大ファンです! 女性から見ても可愛いし、繊細で謙虚だし。エゴサーチで、みなさんの熱烈支持を見てほしいな!』『前向きで頑張っているところ、可愛いところ、大好きです。これからも頑張ってください。応援してます』などと好感を抱く人が大半に。飾らない気さくな性格が多くの人に支持されているようです」(テレビ誌ライター)
若手女優の中でも屈指の好感度を誇り、昨年には有村架純や中条あやみらと並ぶ、CM本数7社と大奮闘した伊藤。今年も応援コメントが多数書き込まれることだろう。
(木村慎吾)