1月12日、俳優のディーン・フジオカが都内で行われた主演映画「Pure Japanese」の完成披露舞台挨拶に登壇。1月28日に公開される今作では主演だけでなく企画・プロデュースも務めるディーン。メガフォンを取った松永大司監督から「日本のトム・クルーズになってほしい」と言われ、注目を集めている。
「この映画は、過去のトラウマを抱えるアクション俳優・立石(ディーン)が、両親のいない女子高生・アユミ(蒔田彩珠)を助けたことから自分自身の内に秘めたバイオレンス性が覚醒してゆくバイオレンスアクションムービー。今作で企画・プロデュースを行ったディーンは、『ゼロから企画を立てて臨んだ作品をこうしてお披露目できることに、シンプルに感動しています』と喜びを口にしていました」(女性誌記者)
この作品には、日本人の“純度”を測る検査キッド「P(ure) J(apanese)キット」が登場。そこには2000年代に台湾やインドネシアなど海外で活躍してきたディーンならではのこだわりがある。
「ディーンは、海外で活躍するうちに『国籍を変えてもいいかなと思うことが何度もありましたが、それでも国籍を変えないことを選んできました』と1月13日に配信された『ENCOUNT』の中でコメント。そうした中で生まれた企画。『日本人とは何か』が、この映画の大きなテーマでもあります」(前出・女性誌記者)
プロデューサーデビューも飾ったディーンには、さらなる野望がある。
「ハリウッドでも、トム・クルーズやベネディクト・カンバーバッチなど映画製作に積極的なスターがいます。ところが日本では、稀有な存在。今後も企画&プロデュースに関わっていけるのか。今回の作品が今後の試金石になりそうです」(芸能記者)
ちなみに、ディーンが主演、2019年10月期に放送された月9ドラマ「シャーロック」が映画化。「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」が6月17日に公開される。ベネディクト・カンバーバッチの当たり役「シャーロック」を、ディーンが演じるのも何かの縁かもしれない。
(窪田史朗)