関ジャニ∞の全国ツアー最終公演のチケットが取引サイトで大暴落していることを1月26日、ニュースサイト「東スポWeb」が報じた。その理由についてファンからはさまざまな声が飛び交っている。
同記事によると関ジャニ∞は昨年11月にスタートした全国ツアー「KANJANI’S Re:LIVE 8BEAT」の最終公演を今年1月22日、23日に宮城・セキスイハイムアリーナで開催。しかし、チケット売買サイトでは普段にはない動きが見られたという。芸能関係者の証言として、9000円のチケットが2000円や1500円と定価割れは当たり前。座席によっては500円というチケットまであり、半ば投げ売り状態だったのだとか。
これまで、関ジャニのチケットは定価の2~3倍の価格で取引されるのが相場。最終公演となればなおさらだ。原因として考えられるのが最近報じられたメンバーの大倉忠義と女優・広瀬アリスの熱愛報道だが、テレビ局関係者の証言として大倉の年齢や広瀬が女性から支持されていることも考えると、そこまで影響があるとは思えないという。
考えられるとすれば新型コロナウイルス・オミクロン株の爆発的感染。チケットを持っている人たちが感染したり濃厚接触者になったり、あるいは県境をまたがないための自粛が相次ぎ、行けなくなった人が多かったのでは、と推測している。
ネットでは《私も子供が濃厚接触者になったから、チケット持ってたのに泣く泣くあきらめた》《私も行きたかったですよ。はじめ落選してから2カ月後に復活当選しました。オミクロンが流行り出した頃だし、座席も空けずに開放したと聞いたので、結局は入金せずに流しました。落ち着いていた頃ならよかったのに》な、どファンと思われる人の嘆きの声もあり、記事の内容を裏付けた形となっている。
一方で《いちばんの原因は最終公演の生配信です。配信があるからコロナが蔓延している中、わざわざ行かなくても楽しめるからです。それに、配信で見たところ、客席はほぼ満員でしたよ》《オミクロン株も原因だろうけど、暴落の最大の原因は多数のチケットを入手して転売する不正をファンが拒否したからじゃない?》などといった反論も。
「今回のツアーでは最終日にライブ配信が行われましたが、価格は一般で5500円、ファンクラブ会員なら4500円でツアーチケットの半額。宮城のセキスイハイムアリーナはアクセスがやや不便で、駅からバスを使って行く必要があります。地元の人でなければホテルを押さえる必要も。オミクロン株がまん延していることもあるでしょうが、コストのかかる遠征よりもライブ配信を選んだ人が多かったのでは。
また、近年はジャニーズファンに限らずチケット売買サイトは転売屋を利するだけと嫌う傾向もあります。今はSNSを通じてファン同士が足下を見ない好意的な取引もできます。そういった点も価格暴落の一因となっている可能性はあるでしょう」(芸能記者)
今回のチケット価格暴落はいろいろな手段でライブが楽しめるようになった、今の時代を反映した現象と言えるかもしれない。
(柏原廉)