今年から北海道日本ハムファイターズの指揮を執る“ビッグボス”こと新庄剛志。1月31日に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)では、監督就任後初のバラエティ密着の様子が公開された。新庄といえば、ド派手な衣装やライフスタイルでお茶の間を賑わせているが、そこからは想像できない貧乏な少年時代が明らかになった。
「番組冒頭、“人生の師匠”と尊敬する亡き父の墓参りからスタート。そこから、新庄の少年時代の話に。『めちゃくちゃ貧乏でしたね。自分の部屋はないし、冬なんか窓にゴミ袋をテープで止めて』『最悪の時は晩飯がゆで卵1個』など淡々と語りました」(芸能ライター)
ほかにも「朝御飯はなし」「靴は小学校から支給された上履き」など、エピソードは尽きず。「小さい時からお金をいっぱい稼いで、いい家に住んで、いい車に乗ってという気持ちは毎日のように思っていました」と当時を振り返った。今の華やかな姿からは想像できない暮らしぶりだが、意外にも現役引退後の2007年に移住して14年間過ごしたバリ島での生活も質素なものだった。
2020年に放送された「直撃!シンソウ坂上SP」(フジテレビ系)では、MCの坂上忍がバリ島に住んでいた新庄を訪問。家賃3万円の6畳ワンルーム、キッチンや冷蔵庫も共同の極貧生活が明らかに。当時、新庄はモトクロスレーサーや画家として活動しており、坂上が「収入はどうしてるんですか?」と尋ねると「1日600円あったら」と笑顔で答えていた。
さらに2017年に出演した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)では、現役時代から金銭の管理を任せていた母親の知人に20億円を使い込まれていたことを告白。その人物は自己破産となり、返金を求める裁判では結局8000万円しか戻ってこなかったという。
「2001年、メジャーリーグに移籍。翌年には1億円プレーヤーとなるも、現役引退後はバリ島で貧困生活を送るなど本人のメンタルも相当鍛えられたはず。ド派手なパフォーマンスばかりが際立って監督の資質について異を唱える声もありますが、集客やグッズの売り上げなどの面では十分期待できます」(週刊誌記者)
苦労人だった新庄。ビッグボスの新たな船出に期待したい。
(窪田史朗)