落語家の立川談春が1月30日、「日曜日の初耳学」(TBS系)にゲスト出演。人気グループ・嵐の二宮和也と出会った時の印象やその後の交流について語った。
談春の自伝的エッセイを映像化した15年のドラマ「赤めだか」で主演を務めた二宮。2人が出会ったのはその約5年前で、談春曰く「(二宮の印象は)悪かった」という。
当時、エッセイのドラマ化を強く推した落語家の笑福亭鶴瓶に談春は呼び出され、俳優の三浦友和も交え3人で食事をしていたという。そこに鶴瓶と三浦の共通の友人として呼び出されたのが二宮。その時の二宮はビーチサンダル履きのラフな格好で談春は「張り倒してやろうかと思った」という。さらに二宮は2人とずっとタメ口で喋っていたため談春は「段々イライラしてきて」と告白。目が合った際に思わず「タメ口ってのは君の御一門の芸風?」と聞いたが、二宮は「御一門?」とキョトンとしていたという。
その後、二宮が「赤めだか」に出演することになり、談春は約5年振りに二宮と再会。その時に談春は5年前の“タメ口”について「何なんだ、あれ」と質問すると二宮は「尊敬はしているけど、いつまでも敬語だと永久に“先輩・後輩”で、この線を超えていけないよね」と返したという。この答えに対して談春は「反省しましたね」と告白。談春はさらに「どちらが先輩にとって嬉しくて、どちらが自分にとっても得るものが大きいかといったら、つまらない所で線を引いている僕よりも彼のほうがお互いが幸せになれるような気がします」と語った。
しかし、談春が納得したのとは裏腹にネットでは《永久に先輩後輩じゃダメなんだろうか》《相手が無礼だと思って不快に思うならやめたほうがいいんじゃ‥‥笑》《私古いのかな~誰にでもタメ語、あんまりいい気分はしない。きちんと敬語が使える人が「大人」だと思う》など“タメ口”否定派の声のほうが多数。中には《一回目の時点でやめないのメンタルつよ》《ニノは鋼のメンタル》など一周回って二宮を称賛する声も。
「二宮は19年に出演した『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では俳優の高橋克実、西島秀俊、女優の大竹しのぶなど一回りも二回りも年上の“先輩”たちに“タメ口”で会話していました。18年に出演した『ぴったんこカン・カン』(TBS系)でも共演した同じ事務所の木村拓哉に敬語をベースとしていながらもところどころ“タメ口”でした。どちらも当時は批判も多かったのですが、二宮がやめる様子がないのは“先輩”側も許容しているからでしょう」(芸能記者)
稀代の人たらしか、はたまた鋼のメンタルか。あるいはその両方を二宮は持っているのかもしれない。
(柏原廉)