「浜田雅功不在」の真相はコレ!「ダウンタウンと冠番組制作局との確執」ではない異例最終回の“裏側”
1993年10月にスタートしたダウンタウンの冠番組「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)が32年の歴史に幕を閉じて2週間余り。放送回数は1383回を数える長寿番組であるにもかかわらず、その最終回はあまりあっけないものだった衝撃は収まらない。
未だ地上波復帰していない松本人志はともかく、5月に体調不良から復帰を果たしている浜田雅功の出演もナシ。ばかりか、ダウンタウンの過去のVTRさえ流さず、出演者が明かした2人に関するエピソードもイラストで再現するという異例づくしなのであった。
出演したタレントたちが首都高をドライブしながらトークするという見慣れない内容で、まるで別の番組を見ているような気持ちになった視聴者も少なくないはずだ。
このような構成となったことに何らかの事情があったことは間違いない。同番組構成担当の放送作家・山名宏和氏もブログにて、今回の最終回について「おそらく非難轟々だろうが、いろいろとお察しください。そして、これもまたダウンタウンの逸話のひとつとして覚えておいて頂けると幸い」と記している。
「『ダウンタウンDX』を制作する読売テレビ側と、ダウンタウンの間で確執があったのでは?といった憶測も飛び交いました。ですが、同じ読売テレビ制作の『浜ちゃんが!』にはすでに浜田は復帰していますから、それはないでしょう」(エンタメ誌ライター)
同ライターは、2人で築き上げてきた思い入れがある番組だからこそ、浜田の中で“松本抜きで最終回を迎えることに対してやり切れない気持ち”があったのでは?と、推測する。
「16年に放送された冠番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の中で、ゲストのフリーアナ・宮根誠司からの“どっちか(浜田か松本)が死んだら、めっちゃ泣くでしょ?”という質問にダウンタウンの2人が答える一幕がありました。松本は『泣きはしないんじゃないですか?』とあっさり否定していましたが、一方の浜田は『だから先に死にたいんですよ』と、松本の最期を見届けるぐらいなら自分が先に死にたいという予想外の返答をして、共演者の涙を誘いました。理由について浜田は『残っていろいろやるのイヤやんか』と照れくさそうに答えていましたね。また、それを聞いた宮根が『旦那さんと嫁さんみたいな感じ?』と例えると、浜田も頷いていましたし、それこそ『ダウンタウンDX』も松本が不在のまま終わるのであれば、自分1人だけが最後に出演するのは何かが違うという思いが浜田の中にあってもおかしくはないでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
16年に行われた「ダウンタウンDX 放送1000回突破記念記者会見」の写真撮影では、報道陣から肩を組むポーズをリクエストされ、照れながらも仲良く肩を組んでカメラに笑顔を向けたダウンタウン。そこで松本は放送2000回を目指すと宣言していたことを考えれば、最後はハッピーエンドとはならなかったが、「2人そろって不在」で終わるのもまた、「ダウンタウンらしい終わり方」なのかもしれない。
(本多ヒロシ)
