かつては、なんでも一生懸命な人がウケていた時代がありました。今の婚活女子たちがまだ子どもの頃には、好きな人のことで“思いつめる”女子が可愛いという印象があったかもしれません。そんな恋愛における価値観も、時代とともに変わります。
女性が男性を待つ時代からバリバリにキャリア志向の女性が受け入れられる時代となり、その後また、若くして結婚することに憧れる女性が増えていきました。そして今の時代は、“しなやかな女性”が男性から支持され、同性からもシンパシーを得やすいです。
恋愛では、たとえ大好きでも男性に「待っていますよ」「追いかけていますよ」という姿勢を見せないほうがいいですね。なぜなら、女性が待つことを望む男性が減ってきたからです。
逆に、男性を自由に野放しにしてくれるような、心の広さを感じさせる女性のほうが圧倒的にモテます。そういう女性になるために、まずはあなたの価値観を変えてみましょう。例えば、以下は仕事でのNG行動です。
・仕事で分からないことは何度も上司に聞く/みんなに迷惑をかけずに休暇を取りたいので部署の人に予定を質問しまくる/取引先との名刺交換のときは“食い気味”に自己PR
どれも悪い女子ではないのですが、ガツガツしたイメージがついてしまい、周囲からは“面倒くさいオンナ”と思われてしまいます。
そう。仕事のときの自分を冷静に分析することで、モテそうかどうかが分かるわけです。自分でも「ガツガツしているな……」と感じたら、少し控えてみるといいですよ。
ただ、ここでいう“ガツガツしない”とは、“何も求めずにあっさりと生きる”ということではありません。気持ちはガツガツとしていても、「私は何も求めてなんかいないわよ」という、穏やかオーラをまとうのです。それができたら、きっとモテ期がやってきます。
何もしていないような“ゆるっ”とした人がモテる時代です。ぜひ、意識してみてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。