「在宅ワークに切り替えれば自分の時間をたっぷり確保できる」と思いきや、なかなかそうはいかないものですよね。実は、自主的に“自分時間”を確保しなければ、あっという間に時間はこぼれていってしまうんです。
■自宅で過ごす時間が長いと家事が増える
出勤せずに自宅で仕事をすると、その分、家で過ごす時間が長くなります。そうなると、部屋の掃除や食器洗い、洗濯物などが増え、家事の手間が増えます。また、室内の “整っていない部分”に目が行きやすくなり、室内の整理整頓や模様替えをしたくなってしまうことも。自宅で過ごす時間が長ければ長いほど、自宅で行うタスクが増えてしまいがちなのです。
■自分時間だったはずの移動時間がなくなる
通勤などでの移動時間に、ニュースをチェックしたり読書を楽しんだりネットショッピングをしたりしている人も多いと思います。実は、通勤時間は貴重な“ひとり時間”。在宅ワークをすることは、そんな貴重な時間がなくなることでもあります。家にいれば否応なく家族やペットと一緒に過ごすことになるという場合はとくに、自宅で過ごす時間が増えても自分のためだけに使う時間を増やすことは難しいのです。
■時間に余裕ができるとゆったり過ごしてしまう
通勤時間分だけ自由時間を獲得したからといって、その時間を自由に使わなければ、自分時間を増やすことにはつながりません。時間にゆとりができた分、起床時間を遅らせたりダラダラと過ごしてしまったりしていませんか。それでは「自分のために時間を使えている」と実感することは難しいもの。気付いたら消えていく時間ではなく、目的をもって何かに取り組む時間として活用するようにすると、自分時間を有意義に過ごしやすくなりますよ。
どんな状況でも、自分の時間を生み出すには工夫が必要です。勤務形態に任せるのではなく、主体的に時間の使い方を見直すことで、満足度の高い時間の使い方を実現してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)