フリーアナウンサーの近藤サトが、2月28日のツイッターで『ネットショッピングをご利用の皆様、私は詐欺被害に遭いました』と報告して波紋を呼んでいる。
近藤は、「犯罪者はさらに巧妙な手口、また口座の売り買いでいたちごっことのこと。お買い物の際は、まず確実な信頼性を確保し、くれぐれもご注意下さい」と警鐘。この投稿の少し前には、購入した袴が届かないこともネットでつぶやいている。
そもそも近藤は、着物にただならぬこだわりを持っていることで知られている。昨年放送された「フリーアナウンサー・近藤サト~美と健康の着物ライフ~」(BS朝日)では「着物を身につけることが、美しい姿勢と体型維持へとつながる」と語る近藤が、みずからの着物ライフを紹介した。
現在では、着物姿がトレードマークになっているが、ここに至るまでには様々な苦労があったことはあまり知られていない。
「昨年、着物メディア『きものと』のインタビューに答え、『事務所に、着物で出演するならスタイリストいらないよって話したの。そしたら“じゃあ自前で!”ってなったんだけど、着物で行こうとしたらテレビ局から“やめてくれ”って言われたんですよ』と語りました。その理由は、着物自体の印象が強く日本舞踊やお茶の先生だったら着る意味があるが、元フジテレビのアナウンサーというだけで着物を着て出る理由がないというもの。近藤は『そこから変えていかないといけないのか』と思ったそうです」(女性誌記者)
近藤が取り組んだのは、あまり服装にうるさくない番組に、ゲリラ的に着物で出ること。そうして少しずつ着物で出演することを積み重ねてきた結果「今度は、普段、洋服着ないんですかって、逆に言われるようになった」と話している。
今や着物での出演がすっかり定番となった近藤。同じく話題となったグレイヘアといい、まっすぐな生き方が主婦層にウケているのかもしれない。
(窪田史朗)