3月14日、菅田将暉主演のフジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」の第10話が放送され、平均視聴率は12.0%だった。第8話の10.6%から第9話は1ポイントアップの11.6%。さらに今話は0.4ポイントアップと、ラストに向けて着実に上昇している。
この日は、久能(菅田)が入院先の病院で知り合ったライカ(門脇麦)と元旦深夜に初詣に出かける。その帰り、営業している焼肉店を見つけて2人で入るのだが何だか様子がおかしい。久能とライカはその微妙な異変に気付き、事件を解決する。また、ライカが言っていた「春にはいなくなる」の言葉の真意も明らかになる。その事実を知った久能も、自身の秘密をライカに打ち明けるのだった。
視聴者からは「ライカの人物像が今一つつかめなかったストレスが助燃材の役割を果たしてくれて整とライカ2人分の心の深淵を照らしてくれた。スッキリしました」「このドラマが好き。物静かであたたかく、優しく、切ない(内容が重たい回もあるけれど)。観終わったあと深い内容に考えさせられ『いいもの観たな』って思う」「今回は神回。切なくて泣けました」など、多くの人が感動したようだ。
「ライカは解離性同一性障害で、虐待されていた千夜子を助けるために現れた人格でした。そして久能にもその経験があると知ったライカが『整くんの傷も代わってあげられたらよかったな』とつぶやくシーンで、視聴者の涙腺は崩壊。ただ、原作ではライカと過ごす時間はもっと多かったので、そこの尺を増やして、今話のエピソードで締めてもよかったかもしれません」(テレビ誌ライター)
次回は、犬堂我路(永山瑛太)が再登場するエピソード。放送日が待ち遠しい視聴者も多そうだ。