タレントの上沼恵美子が3月20日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演し、ラーメン店の“デジタル化”に物申した。
上沼は夫と2人でラーメン店に行った際、タッチパネルでの注文に苦労させられたという。「難しいね。“注文かご”に入れていかなアカンからね。いっぺんに送信しないといかんのよね。わからないから、ラーメン屋さんで。パパ、『醤油ラーメン』、醤油ラーメン送信。『餃子も食べたい』、餃子送信。『私はチャーシュー麺』、送信って」と、手探り状態の中で食べたいメニューを一つ一つ選んで“送信”。しかし、その注文方法に対し、「つかつかつかと女の人が来て、『いっぺんに送信してくれますか?』って」と、店員から注意されてしまうことに。上沼は「ダメなんですか?」と聞くと、「注文かごに入れてからにしてください」との返答が。しかし、タッチパネルの注文に慣れていない上沼にとっては、「注文かご」の意味がわからず、「知ってる人はわかるけど“注文かご?”って思うじゃない。探したわ、かごを」とアタフタしたようだ。
上沼は、ラーメン店に限らず様々な飲食店やスーパーでデジタル化が進み、セルフレジの導入も普及していく現状について「サッササッサとできるのが当たり前で、偉いんやと思わないでいただきたいの」と要請。従業員には「『この人、できてへんな』と思ったら親切に来てくださいよ。お店の人、意地悪しないで。『代わりにやりますよ』とか、やってくださいよ」と呼びかけ、「なんで、あんな頑なに来てくれへんのやろ」と不思議がっていた。
「ネットには、彼女の主張に共感する声が寄せられ、『いいことを仰ります。まさしくその通りです』『みんなが出来る前提がね‥‥って思います』『上沼さんの行かれたラーメン屋さんの女性店員さんの対応は、タブレットでの注文方法を知らない人に対する想像力が欠けてると思う』『最近はタブレットの注文方式が増えて、使えるのが当たり前みたいな風潮ですよね』『これからの若者の世代のためのものを、年配の方が使おうと思えば無理なのは当然。電化製品、ネットサービス、いろんなシステム、複雑なのが多いね』などの反応や、『まさに今行っている近所のスーパーが先日いきなりセルフレジになってて、今まで経験がなかったのでちょっとビビりました』との声も。上沼と同様、様々な場面でのデジタル化に困惑する人は多いようです」(テレビ誌ライター)
過去には、ラジオ番組内で、人気コーヒーチェーン店・スターバックスの難解なメニュー表記についても言及し、ショート、トール、グランデ、ベンティからなるサイズの名称を「よう言わんわ。どない言うのよ」「大きさは、“大っきいのん”とか“中ぐらい”とかでええやん」などと嘆いていた上沼。
外食をする際は、事前に注文方法などを予習しておかなければいけない時代になっているのかもしれない。
(木村慎吾)