仕事での悩みのひとつに、「あれもこれもと抱え過ぎてしまって、いっぱいいっぱいになってしまう……」というものがあります。どのように対処すればよいのでしょうか。
人材育成などのコンサルタントである松井順一さんの著書「仕事の『ミス』をなくす99のしかけ」(日本能率協会マネジメントセンター刊)によれば、何でも抱え込んでしまう人は、責任感が強く、1人でやりきろうとするタイプなんだとか。誰にも相談できず、悩んだり無理をしたりしてしまうそう。
心配なのが、ミスをしてしまうこと。これを防ぐには、重要度と緊急度のマップを作り、仕事の優先度を明確にしたり必要な資料だけで作業したりするなど、仕事の整理改善をするといいそうです。
また、このタイプは「手伝ってもらうのが嫌」という変なプライドがあるようで、なかなか人に頼めないという一面もあるようです。
グローバル人材育成のための研修事業を行う豊田圭一さんの著書「とにかくすぐやる人の仕事の習慣」(クロスメディア・パブリッシング刊)には、自分が不得意なことを不得意と相手に伝えても、自分のプライドは傷付かないと書かれています。仕事には適材適所があるので得意な人に任せたほうが仕事も正確で早くなるし、誰かに頼める仕事は誰かに頼むとよいそう。これが優秀なビジネスパーソンとのことです。
仕事を抱え込み過ぎて苦しんでいる人は、一度やり方を見直してみるのもよさそうです。