3月31日に最終回を迎えた松本潤主演「となりのチカラ」(テレビ朝日系)。誰もがほんの少しでいいから隣人愛を発揮すれば世の中は明るく温かい方向へと変わる。そんなことがテーマになっていたドラマだった。しかし、ネット上では最終回まで視聴し続けたという人々から、「カッコ悪いマツジュンを見るなら、もっとおもしろい脚本で見たかった」という声が相次いでいるようだ。
「このドラマの脚本家である遊川和彦氏は、このドラマの公式ホームページでも3月17日に配信されたウェブ版『TV LIFE』でも、松本のようにカッコいい人にカッコ悪い男を演じてもらいたくて脚本を書き、最初は不安だったが本読みをしてもらったらその不安は消えた、とコメントしていますから、視聴者が松本をカッコ悪いと感じたことは当然のこと。ところが『もっとおもしろい脚本で見たかった』ということは『ストーリーがつまらなかった』ということ。ネットにあがっている声を注意深く拾っていくと『社会問題を加味したい気持ちはわかったけど風呂敷を広げすぎ』『児童虐待、外国人労働者、ヤングケアラーなど、社会問題を広く浅く取り上げずに、1つに絞ればよかったと思う』『最終回でチカラ(松本)の父親が自死していたことを明かして、チカラが心配性な理由づけにするのはどうかと思う』など、社会問題を取り上げるなら、もっと違った見せ方、展開の仕方があったのではないかと感じた人が少なくなかったようです」(女性誌記者)
来年始まるNHK大河ドラマ「どうする家康」では、カッコいい松本を見ることができるのだろうか。