3月30日、タレントの勝俣州和が「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演。出世しない芸能人の特徴について話すと「説得力ありすぎ」と話題が広がった。
勝俣は「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)や「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)などのバラエティ番組に準レギュラー的なポジションで出演し、幾多のエピソードトークを披露して笑いを取り、この日は「どんな大物にもハマってきたタレント」ということで登場。共演者のオードリー・若林正恭からエピソードトークの作り方について聞かれると、勝俣は「本当にロケに行ったらネタがめっちゃ落ちてる」と、実はロケをこなすことでエピソードトークを集めているとコメント。それゆえに、カメラが回っていないロケバスの中でも寝ないように心がけているのだとか。そして「とんねるずとかウンナンとかとやってた時もロケバスで寝るやつは出世しないというジンクスがあった」と、芸能界のジンクス的な持論を展開。続けて「もちろん、とんねるずもウンナンも寝ない。そこに来たゲストも寝ないでずっとしゃべってるの」としたうえで、「時々、最近売れてきた女の子とか若手のお笑いとか寝てるじゃん。『はっは~ん、落ちるな』と思うと、シューッて(落ちていく)。起きてていろんな人としゃべってる子は残っていく」と、一時的に出演機会が増えてもあえなく消えていく芸能人の特徴について語った。
勝俣のトークを聞いた若林は「ネタが落ちてるかもしれないですもんね。ロケバスでこんな話あってとか。うわー、すげぇ!」と感心。同時にSNS上でも「ファン0人の勝俣が言うのはハンパない説得力」「どんな大物にもハマってきてもファンは0人www」「ファンゼロなのに生き残れる秘伝があった!」など、かつて勝俣が烙印を押された“ファン0人”に絡めてこの日の発言に妙に納得する声が続出した。
「以前『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で『勝俣州和ファン0人説』なるテーマがありました。今回もアイドルグループ『CHA-CHA』時代のファイナルコンサートで、自分の名前が書かれたうちわを持っていた観客が0人だったことをネタにしていました。本人もそんなファンゼロ説を認めていましたが、『でもファンゼロでこんだけテレビ出てるの、すごくない?』と胸を張っている様子でした。実際、熱烈なファンがゼロに近いタレントさんは多いと思います。それでも制作側や大物芸能人に気に入られて生き残っている人は少なくないですから、勝俣さんの息の長さは芸能界のある一面の代表例ではないでしょうか。それでも、しぶとく生き残る芸能人の特徴を説いた今回の語りは視聴者に響いたようですね」(エンタメ誌ライター)
SNS上では「勝俣の生き方は一般社会でも通じると思う」「目立たないけど生き残って出世する人っているもんね」「一緒にいて邪魔じゃないってある意味で才能」など、勝俣のコメントからいろいろと腑に落ちた人たちが続出。とはいえ、勝俣にも「センターに立ちたい」願望はずっとあるようで、帯番組を担当する心の準備は10年前からしているとのこと。願いが叶う日は訪れたら、さらに世間の人たちに勇気を与えることになるかもしれない。
(山田ここ)