フリーアナウンサー・加藤綾子が4月6日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に出演し、12年5カ月にわたってアシスタントを務めた同番組から卒業した。
この日の放送では、MCでお笑いタレント・明石家さんまが突如、「加藤も今日で『ホンマでっか!?』を卒業して、最後になるわけだけど」と発表。初耳だったレギュラー陣は驚きのリアクションを上げ、島崎和歌子も「本当に?」「なんでよ。寂しい」と泣き出す事態に。
2019年より同局のニュース番組「イット!」でメインキャスターに就任している加藤。「ホンマでっか」卒業を決断するに至った理由について「お仕事を平日やっていますし、家族と‥‥」と話しかけたところで、さんまが「(夫と)2人の時間がほしい。要するに妊活やな?」と補足して説明した。
加藤も「そうですね」と同調し、「もし今後、妊娠した時に、『ホンマでっか』だと、さんまさんの隣って、酸素が薄いんですね。立ってるのもすごく(大変)。急に『つわりが』っていうのもご迷惑をかけると思うので、いいタイミングでと思いまして」と語った。
さんまは「つわりが出たら面白いやん、番組的には。テレビ史上初めてのこと」と期待するも、加藤は「さんまさんが『面白いから続けてくれ』って言った時に、これは危ないなって思って。そこまで笑いにするのかと思いました」と驚いていた。
「加藤は昨年6月にスーパーマーケットを経営する一般男性と結婚。人気アナによる電撃婚ということで、メディアでも大きく取り上げられており、このタイミングでの加藤の卒業には、世間もそうした背景を察しているはず。それをわざわざ『要するに妊活やな?』と口にしたさんまのデリカシーに欠けた発言には批判的な声が寄せられています。
『非常に気持ち悪く感じた』『なぜあなたがそれを加藤さんの代わりに言えるの?』『さんまのこういう“妊活やろ”とか言っちゃう返し‥‥』『私だったら、上司から“妊活で退職するんだよな?”とか公表されるのは結構イヤかな』『カトパンが自分から言うならまだしも、他者が“妊活が理由です”って発表するのってどうなんだろう』『もうずいぶん前から、さんまの発言は時代の移り変わりに合っていない。よく妊活だなんて平然と言えるもんだと驚く』などの反応が並んだほか、『つわりが出たら面白い』との表現に関しても、『この発言、とても悲しかったです。さんまさんにとっては妊婦さんが苦しんでる姿は面白いのでしょうか』『今つわり中の身としては、つわりをテレビで放送したら面白いって感覚がわからない』『つわりの辛さを微塵もわかっていない人のふざけた発言』などとお叱りの声が集まっています」(テレビ誌ライター)
さんまからの一連の“イジり”に対し、表情を変えることなく「隣は酸素が薄い」と即座に返した加藤の対応力は脱帽レベルだったと言えそうだ。
(木村慎吾)