お笑いコンビ・かまいたちの山内健司の発言が大きな波紋を広げている。
発端は4月17日放送の「超無敵クラス」(日本テレビ系)の中で紹介された、自宅マンションでのエレベーター利用時のエピソードだった。
山内は、女性が先にエレベーターの到着を待っていたにも関わらず、後から来た自分に「どうぞ」と譲り、山内は女性と同乗せずに独りで部屋の階へと上がって行くことに。「警戒されたんでしょうけど」と女性の思いを推察した山内だったが、「『俺のことを疑ってるやんけ!』と思って。一旦、自分の部屋の5階まで行ったんですけど、もう1回降りたろと思って」と女性を驚かせるためにそのままエレベーターに乗り続け、再び1階に向かったという。
この山内の行為に、タレント・指原莉乃ら女性陣はドン引きし、「怖い!」とのリアクションが飛び交ったが、山内は「(扉が)ウィーンって開いた時に、向こうはどんな顔するのかなと」と悪びれる様子もなかった。
放送後、ネットやSNSにも、指原らと同じく「キモすぎ」「笑えない話ですよ」などの批判が殺到。すると、2011年7月24日に山内が同様の体験を投稿したツイートも発掘された。そこには「先ほど自宅マンション一階で、女の人とエレベーター待ちが一緒になった。一階にエレベーター降りてきた瞬間、『お先にどうぞ』と言われ1人でエレベーターに乗せられた」と綴られ、女性が自分に襲われると思った可能性も指摘。続けて、「上にあがって、また一階に降りてきたエレベーターに僕がまだ乗ってたらどんな顔したんやろなぁ」とも投稿していた。
「件のツイートは深夜4時38分に投稿され、女性とのやり取りは『先ほど』の出来事としていますから、夜遅くに知らない男性と同じエレベーターに乗りたくないと考えることは普通の感覚だといえるでしょう。しかも、山内自身も、“襲われると思ったんかな”と女性の心理を認識しているだけに、その後に追い討ちをかけるような振る舞いには、多数の批判的な声が寄せられることに。
『あんたみたいな男がいるから女性が警戒しなきゃいけないんだよ』『気持ち悪い』『家庭を持ったいい歳の大人がしていい話じゃないですね』『気持ち悪いし、怖い。一緒に乗らなかった女性の勘は当たってた』『これ面白いと思って言ってんの?』『この人って倫理観どうなってるんだろう。エレベーターに男性と2人っきりになって襲われる事件は実際にあるんだから』『本気で嫌悪感を抱きました』などの拒否反応が並び、その振る舞いだけでなく、エピソードトークのネタとして披露した点にも、倫理観を疑う声がありました」(テレビ誌ライター)
なお、11年前のツイートでは、実際には下の階には向かわず、“もし乗ったままだったらどんな反応だったのか”を妄想しているだけのようにも解釈でき、「無敵クラス」では話を“盛った”可能性もある。
しかし「話を大きくしたにしても、自分の身の安全のために警戒する女性に対してそんな酷い行動をするっていう発想はネタでも浮かばないです」との指摘もあり、いずれにせよ、世の女性からは嫌悪感を持たれるトークだったようだ。
(木村慎吾)