脚本家の三谷幸喜氏が4月16日、「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)にレギュラー生出演。芸能界で相次ぐ「性加害」報道について、自身の経験も交えて私見を語った。
俳優で映画監督の榊英雄を皮切りに、俳優・木下ほうか、映画監督の園子温などが「性加害」を行っていたとして告発されていることを受けてコメントを求められた三谷氏は、映画監督としての立場から、「ああいう現場で、女優さんにモーションをかけることって、よっぽど映画の現場に興味がないか、もしくは自分が監督として自信があるか、だと思うんですよね」と語りつつ、「僕なんかは考えられなくて、監督としてはすごく自信がなくて、現場だと必死なんですよ」と告白。
さらに「僕が一人の女優さんばかり見たりすると、ほかのスタッフにも伝わって、雰囲気が悪くなるんですよ。そんなことで、うまくいくわけがないと思うんですよね」と現場に悪影響があるとし、「それでもやっちゃうのは『俺が大丈夫なんだ』って、それくらいの自信がないと出来ないことなんじゃないかと思いますね」と私見を述べた。
ネット上では三谷氏のコメントについて、《ホント三谷さんのおっしゃるとおりです。現場に興味がないというより、作品そっちのけで男としての自分に自信があるんでしょうね》《才能ある人も、凡人と同じように感じながら仕事してるんだな。好感が持てるな》など同意の声が多数。
その一方で、《三谷さんは元嫁も現嫁も女優。どういう馴れ初めか問題にしないと!》《三谷さんも1人の女優さんを見ていた時期があるということなのか》といった声も一部であがっている。
「三谷氏は1995年に女優の小林聡美と結婚しましたが、11年に離婚。13年に元女優の一般人と再婚しています。小林との馴れ初めは、三谷が1989年から脚本に参加したドラマ『やっぱり猫が好き』(フジテレビ系)と言われていますが、それ以外で小林は三谷氏の作品に出演はしていません。むしろ三谷氏は結婚している間は周りの役者やスタッフがやりにくくなるとの理由から小林を演出したくても避けていたことを漫画家・さくらももこ氏との対談で語っています。
再婚した女性も女優を辞めた後に三谷氏と出会っているので、こちらも三谷氏の仕事とは直接関係がありません。『性加害』報道と女優との恋愛や結婚は同列で語るべきではないでしょう」(芸能記者)
三谷氏にとっては思わぬ言いがかりだったと言えそうだ。
(柏原廉)