岡村隆史がMCを務める「おかべろ」(フジテレビ系)が4月24日深夜に放送され、俳優でシンガーソングライターの武田鉄矢がゲストとして登場した。
話題は、岡村も大ファンだという武田主演ドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)。第1シリーズが1979年10月にスタートした後、32年続く大ヒット作となった。
当初、武田は連続ドラマで「主役ができる」とこのオファーに飛びついたのだが、杉田かおる演じる生徒が15歳で妊娠するという回があることを知り、仰天し「15歳で妊娠はまずいよ」と思わず口にしたほど、ドン引きしたそうだ。
その回の放送日にロケ先から局に戻ると、宣伝部の電話が抗議の電話で鳴りっぱなしだったという。その様子を見た武田は「あぁ、辞めたいなぁ」と思ったそうだ。
また、伝説となった台本なしだった卒業式シーンは、映画「黄色いハンカチ」で共演した高倉健さんからヒントを得たという。
「武田は、黄色いハンカチを見つけた健さんを見送るシーンで、台本には『大粒の涙を流す若者2人』と書いてあったことを告白。しかし、うまく泣けない。その時、撮り終わった健さんがカメラの横に立って『長いロケ、ご苦労様。よく頑張ったな。これでしばらくお別れになるけど、東京に戻っても体に気を付けるんだぞ』って言ってくれたのだとか。その言葉で『まぁ、(涙が)出るわ、出るわ』と語っていました」(芸能ライター)
この経験を活かし、卒業シーンでは撮影中をいい思い出としてほしいと思い、アドリブで生徒一人一人に話しかけた結果、伝説のシーンが生まれたそうだ。