俳優の及川光博が4月24日、「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演。小学校時代に仲間はずれにされていた過去を明かした。
及川は幼少期から人前に立つことが好きだったといい、中学時代には現在にも通じる演劇やバンドなどの音楽活動を始めていたという。自身もモテモテという自覚があったといい、「成績がよくて、歌って踊れて、父がPTA会長、僕は生徒会長」と語ったが、反面、周囲からは妬まれもしたとか。
特にいちばん辛かったのが小学生時代。「最初の仲間はずれが小学校6年生の頃」だったといい、「初めて死にたいっていう感情を抱きました」と明かすほど辛かったと回顧。
幸い、中学受験をしていたため「受験勉強っていう、ナイスタイミングで別の活路を見いだした。受験で逃げられた」という。及川は「乱暴な言い方をすれば、本当につらかったら逃げればいい。言い出せなかったり相談できなかったりで、さらに自分を追い詰めてしまうのかなと。だから場所を変えるっていい」と思い至ったという。
ネット上では及川のこの発言に、《あのミッチーでもそんなことあったのね、完全王子のイメージ》《あのイメージからは想像出来なかったから見ていて驚いた》といった驚きの声や、《大切な命を守るために逃げることも大事です》《死ぬくらいなら、逃げて正解》となど及川の考えに賛同する声も多数寄せられた。
「及川は15年に出演した『徹子の部屋』でも小学生の頃にいじめられた過去を語っています。当時は、女子と仲良くしすぎて周りから妬まれ、そのうち“キザ男”とあだ名を付けられ、学校に行ってもクラスで誰も口を聞いてくれない状態に。中学受験でその負の連鎖を一旦断ち切ったのですが、私立の中学でもモテモテでファンクラブまでできてしまったため、男子からいじめられることになってしまったとか。その時に『どうせなら学園祭や演劇部の公演などステージに立って思いっきり目立って呆れられよう』と開き直ったそうです。結果的にですが、周りからの妬みやいじめが今の及川の“王子様”キャラを形成するきっかけとなったと言えるかもしれません」(芸能記者)
辛いことを乗り越えてきたからこそ、及川の“王子様”キャラは輝いているのかもしれない。
(柏原廉)