自分が好きな人から好意を寄せられるのって、とってもうれしいですよね。でも、時には自分がなんとも思っていない人、むしろ嫌いという人から、なぜか勘違いされてしまうことだってあります。そんなすれ違いは、なぜ起こってしまうのでしょうか?
■男性が「自分のことが好きなのかも」と勘違いするワケ
人にはパーソナルスペースというものがあります。心理的縄張りとも呼ばれ、人に入られると不快なエリアのことをいいます。実は、このパーソナルスペースは男女によって差があるのです。一般的に、女性のほうがパーソナルスペースは狭くなるといわれています。
つまり、女性が普通に接しているつもりでも、男性は「こんなに近くに寄ってきてくれるのは、自分に好意があるからだ」と勘違いしやすいのです。
■自意識過剰な人は勘違いする傾向が強い
さらに、もし相手がちょっと自意識過剰な人であれば、この勘違いは誘発されやすくなります。もともと、人は自分が注目されていると思いやすい生き物。これをスポットライト効果といいますが、これによって少し特別な扱いをされたり、相手が自分を見ていたと分かったりするだけで、「自分への好意がある」と思い込みやすくなってしまうのです。
■好きでもない人に勘違いされたら……
では、自分がとくに興味のない人から、このように勘違いされたらどう行動するべきなのでしょうか。これは、あなたの相手への気持ち次第といえます。今後仲良くなってもいいかなと思えるくらいの人なら、愛想よくしておいても害はないでしょう。
ただし、「好きな人が(別に)いる」「恋愛には興味がない」などと、けん制しておくことも重要です。「正直、面倒だ」と思っている相手なら、相手に気を持たせ過ぎないうちに、脈なしですよと伝えてしまうのがいいでしょう。
勘違いされたところから始まる恋というのもありますが、相手の気持ちを踏みにじるとお互いにあまりいい結果にはなりませんから、ぜひ気を付けてくださいね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。