現在公開中の話題作「流浪の月」に松坂桃李とW主演している広瀬すずが、5月15日に放送された番組「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演。「セリフはすベて前日に覚えている」ことを明かした。
この映画は、2019年に出版され、「第17回本屋大賞」に輝いた凪良ゆう原作の同名作品を李相白氏が監督した話題作。15年前に起きた女児誘拐事件の加害者とされた青年・文(松坂)と偶然再会する更紗役を広瀬が演じている。
広瀬は2012年、14歳の時に「ミスセブンティーン2012」のグランプリを受賞してモデルデビュー。2013年に連ドラ「幽かな彼女」(フジテレビ系)で女優デビューを飾っている。
「もともと、姉が先に芸能界デビュー。雑誌『セブンティーン』の“学園祭”イベントに家族で行った折、姉の事務所の社長にスカウトされています。しかしその頃、広瀬はバスケを本気でやっていて、バスケに影響ない程度にやろうと約束していたのに大切な試合に出場できずに号泣。芸能の仕事を好きになれなかったと告白しています」(芸能ライター)
そんな広瀬にとってターニングポイントになった作品が、2015年の連ドラ「学校のカイダン」(日本テレビ系)である。
「『幽かな彼女』では『東京に学校ができて東京に行くことも楽しくなった』と思っていた広瀬も、初主演を演じた『学校のカイダン』では、ほかの俳優さんに負けたくないという思いが頭をもたげて来たとコメント。当時、毎週10ページ以上もあるセリフと格闘していました」(前出・芸能ライター)
しかし広瀬は、セリフ覚えには格別の自信があり、今でもセリフを覚えるのは「どんなに長くてもすべて前日ですね。寝る前」と豪語している。絶対にセリフを完璧にしたい広瀬には、独特の暗記術がある。
「広瀬は、『台本を見る時、開いたページが写真みたいな感じで頭に残る』とコメント。2019年に朝ドラ『なつぞら』(NHK)のヒロインをやってから、さらに覚える能力が高まったと話しています」(女性誌記者)
独自のセリフ記憶術で数々の修羅場をくぐってきた広瀬すず。彼女の辞書に“失敗”の二文字はない?
(窪田史朗)