ミュージシャンの小山田圭吾が5月25日、自身のツイッターと公式サイトを更新。音楽活動を再開させることを報告した。
小山田は昨年7月に開催された東京五輪の開会式の楽曲を担当していたが、開幕直前に1994年に発刊された音楽雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」で学生時代、同級生のいじめに加担したいたことを告白していたことが“発掘”されて大炎上。楽曲担当を辞任し、活動を休止していた。
小山田は「活動再開のご報告」と題した文書を公開。「この度、『FUJI ROCK FESTIVAL 2022』と『SONICMANIA』への出演が決定し、活動を再開させていただくこととなりましたので、ご報告いたします」と報告した。さらに「昨夏より活動を自粛するなか、過去の自分の未熟さを猛省すると共に、これからの自分が社会に対してどのように向き合っていくべきか常に考えてまいりました」とし、「そんな中、応援の声を届けてくださったファンの皆様や、変わらぬサポートを続けてくださった関係者の方々の存在は、とても大きな励みとなりました。心から感謝いたします」とつづった。最後に「今後の音楽活動において、自分にできる精一杯の仕事でお返しできるよう、努力していきたいと思います」と決意を新たにした。
「ネット上では小山田の活動再開について、《障がい者をいじめた経験のある人が、詩を書き、曲を作り、若者を集めて演奏活動をする。それを考えるだけで、気が重くなります》《いじめというか、犯罪ですよね。相手は一生の心の傷になっているでしょうに、少し自粛しただけで復帰って》《猛省したのであれば、加害者だからこそできるイジメ撲滅運動をしてほしい》など依然として厳しい声が殺到しています。
また、《活動再開するのは別に自由でいいと思うし、汚名を返上するチャンスはあって然るべきとは思うけど、不特定多数の人間がいるフェスで再開するのは本人、主催、ファン、そのほかの客全員にとってリスキーじゃないかなと思う》といった声も。
確かに大人数が集まるイベントでの復帰、ましてや今回出演するのはどちらも音楽フェスのため、お祭り騒ぎの最中にひょっこり戻ってくるようなもの。イベントに水を差さないか心配の声があがるのも当然です」(芸能記者)
復帰当日はどのような反応で観客に迎えられるのだろうか。
(柏原廉)