値上げラッシュが続いていますが、女性たちのネットでの投稿を見ていると、やはり家計への影響は避けられないようです。
ある女性専用掲示板では、「何の値上げが一番きついか」を言い合うトピックが立てられており、パスタやトイレットペーパー、光熱費などが挙がっていた他、「最近、スーパーの半額セールはめったにない。せいぜい30%引き」などの投稿もありました。
全国のファイナンシャルプランナー(以降FP)100名を対象にソニー損保が実施した『家計支出や見直しに関する調査』では、すでに実施された値上げで最も家計への影響が大きいものの第1位は「ガソリン」で71%、第2位は「電気・ガス・水道料金」で64%、第3位は「小麦粉・小麦製品(パン・パスタなど)」で47%でした。
また、値上げによる影響が大きいものの、家計見直しの際に見落としがちなものとして「火災保険」がランクインしていました。火災保険は2022年10月以降に値上げする予定で、「家計へ影響を及ぼす」と回答したFPは88%にも上っていました。
仮に、住宅や車を所有している一般的な家庭が、値上げに対して何も対策をしなかった場合、FPの予想による家計支出は年間で平均「42,568円増加」するそうで、何らかの対策が必要と考えられます。
値上げへの対策として、FPのアドバイスを集約した2022年の家計見直しポイントTOP10のうち、上位3位は「資産運用(株式投資やNISAなど)」35%、「生命保険・火災保険の見直し」29%、「通信費の見直し」24%となっています。いわゆる固定費の見直しが重要であるようですね。
まだまだ続く値上げラッシュ。家計が厳しい場合、まずは光熱費や保険など、固定費の部分から見直しを始めてみるのはいかがでしょうか。